VPS

WebArena IndigoPro:特徴/料金/評判/性能と設定方法

WebArena IndigoProの公式情報

  1. 公式サイト
  2. 利用者向け管理画面

WebArena IndigoProの特徴解説

2021/12にリリースされた新しいブランド。
基本的にはWebArena SuitePro 4を、時間課金型にして人気のWebArena Indigoブランド傘下にリブランドした形。

WebArena Indigo(標準版)との違い

SLAがないWebArena Indigo(標準版)[解説]に対して、SLAがつくのが特徴。
月に30分以上ダウンしたら100%返金で、しかもそれに対して自分からの申請が不要と、本気のサービス稼働100%保証を目指した仕組みを提供してるのが、大きな差。

唯、その分、国内最安のWebArena Indigo(通常版)[解説]に比べれば高くなる。
唯そこは、Webサーバーがダウンしたらスタンバイの環境が自動的に立ち上がるといった、フェイルオーバー等の機能でその分少なくともサーバーは倍のコストがかかっているのは理解できるので、純粋にそこまでの信頼性をシステムに求めるかどうか次第になります。

IndigoProは官公庁案件とかにはとりわけ向いているタイプと言えるでしょう。

尚、元々SLA100%のWebArena SuiteProが2021/12に改名してIndigoブランド傘下に入ったという形ですが、アカウントとしては別アカウントがそれぞれ必要とまだ別物なので注意(クレジットカードも同じのは2021/12時点で使えないので注意)。

NTT系の強みとして回線が強く、10Gbpsの速度が最大で出る。

尚、WebArena Indigo(通常版)[解説]より劣っている点としては、2021/12現在では
– APIは通常版の方のみ
– 管理画面の使い勝手は通常版の方が優れている
といった違いがあります。
Proの方が後発の様で、実際には先発のSuiteProの移植版だから起きてるチグハグさとは言えるでしょう(回線速度やCPUの改善といったハード面で突っ切ってますが)。

WebArena IndigoProのとりわけ良い点(メリット)

対障害性とSLA

申請不要で30分ダウンしたら全額返金、しかも自動フェイルオーバー機能も提供という仕組みあった上でのSLA100%が付き。
返金だけではなく、障害時のフェイルオーバーの仕組みも提供して「本当にSLA100%を提供しようとしている」、というのは、企業としては採用を考えるポイントになる。

WebArena IndigoProのFail Overの仕組み

また、データセンターは、東京と大阪と2箇所提供している。

とはいえ、ローカル接続・ロードバランサーといった複数台構成に不可欠な機能に対応しているわけではないので、一台で最強の対障害機能を構築するのなら、という形か。


全般的にセキュリティ対策をお任せ出来るUTMオプションの提供

UTM(Unified Threat Management)という機能も提供しており、Firewall的な防ぎ方だけでなく、複数の脅威検知によりネットワークを包括的に防御することによって、複雑化・悪質化が止まないネットワーク脅威に対抗するセキュリティレベルの環境が利用できるのも、他にない特徴。
セキュリティ対策のアップデートは大変ですが、そこを任せられるのは安心です。


回線がNTT系らしく高速で太い

回線はどのプランでも10Gbps共有回線と流石のデカさ。実際回線速度も最速です。


増設出来るディスクの容量上限が大きい

大容量オプションを使うと120TBという非常識なレベルな容量迄拡張する事が出来ます。


InidigoProに改善を期待したい点(デメリット)

– 契約を選ぶ段階ではLinuxしか選べず、契約した後にインストールするLinuxディストリビューションを選んでインストールして、それから電源入れて起動、というプロセスは、他にはない過剰な段階分けなので、最初にLinuxのディストリビューション選んでサーバー起動できるようにして欲しい
– ローカル接続出来るようにして、複数台構成にも適切なインフラにして欲しい

WebArena IndigoProの料金とプラン一覧(税込)

容量については「高速ディスク」を100GBあたり2000円/月(税抜)で追加できるので、ディスク費用効率は追加ディスク容量によって上げる事はできる。
– Linux標準プラン
– Linuxハイメモリプラン
– Windows標準プラン
– Windowsハイメモリプラン
の4タイプのプランが提供されている。


増設ディスクの価格(税抜)

標準ディスク

1GBあたり10円、1円あたり100MB。
最大4TB


高速ディスク(税抜)

標準ディスクの2倍のIO性能が出る。
1GBあたり20円、1円あたり50MB。
最大2TB


大容量ディスク(税抜)

最低5TBから契約=月額5000円。
つまり1GBあたり1円。
初期費用に3万円かかる。
容量が増えると許容スループット上限が上がる。
120TB迄増設可能。

大容量ディスクスループット(MB/s)IOPS
5TB50300
10TB100600
15TB150900
20TB2001200
30TB3001800

仮想UTMの料金(税抜)

初期費用が2万円、月額料金が1つあたり7980円
収容サーバー台数の追加や、その他追加・変更申請毎手数料が5000円

WebArena IndigoProの口コミ・評判

一番新しいサービスではありますが、前身のWebArena SuiteProを引き継いだサービスとなっているので、特に目新しさはなく、コンパネは寧ろ古臭く感じる方は多いと思います。
それでも、SLA100%の上に、ただ返金するというだけでなく、本気でSLA100%を達成しようとしてる仕組みと、海鮮の速さを気に入って使われる方がいます。

WebArena IndigoProの機能一覧

Object StorageはWasabiと連携する形でWebArena経由で提供(WebArena経由だと東京DCでWasabiを使える)

WebArena IndigoProベンチマーク結果


VPS関連最新ニュース
2023/12/06 「MariaDB vs MySQL vs PostgreSQL比較」の最新版デフォルトの比較ベンチマーク結果更新
2023/12/04 トップページも指標をGeekBench5に統一。詳しくは「Geekbenchとは何か」という記事を参照
2023/12/03 「クラウド環境にはどのOSが最適?LinuxのOS(ディストリビューション)の選び方」という記事を提供 [更に読む]
キャンペーン中
〜2024/1/31 さくらのVPS[解説]が容量倍増の変更手数料を無料に
〜2023/12/22 16:00 ConoHa[解説] v3が初回の長期割に対し更に割引: 6ヶ月以上でメモリ1GB以下は9%、2GB以上は何と36%割引
〜2023/12/18 XServer VPS[解説]が初回の長期割に対し更に割引: 1年:25%、2年30%、3年:35%