ゼロ(企画)から始めるWebサイト制作全手順
- 文章目的
- プロジェクトの成否に与える大きな要素
- チーム開発のプロジェクトでのパラメーター
- プロジェクト関連の文章を置く場所を考え用意する
- プロジェクトメンバーが参加するオンラインチャットサービスの決定&用意
- 攻める分野を決める
- 市場を分析する
- 顧客分析
- ビジネスモデルと合わせて実現するサービスについて考える
- 競合分析を行う
- マーケ戦略を考え、最初に実施する3施策について考えておく
- 勝負するかしないか決める
- ドメインを取得する
- 要件定義を行う
- 機能定義を行う
- タスクに対応するチケットを作る
- 採用する技術を決める & そもそも開発する必要あるかを見定める
- 開発に必要な人員を集める
- 採用するインフラを決める
- スケジュールを引く
- 開発を行う
- サーバーにシステムをアップする
- 公開後のみ出来る設定&作動確認
- SEO順位の確認
- リリースについて広報活動
- リリース後の継続的なマーケティング活動
- 収益チャネルへの登録
- リリース後の改善のサイクルを回す
文章目的
Webサイトを作るという過程では、どういう手順を踏むべきなのか。
この文章では、Webサービスの制作に置いて、企画・制作からリリースとその後に必要な事まで、全工程についてまとめさせて頂きます。
プロジェクトを開始したにも関わらず、リリースまで至る事に失敗するプロジェクトというのは、踏むべきチェックポイントをすっぽかしていている為、という事が多いです。
自分の為にそのチェックポイントをまとめているという面もあるので、随時アップデートしていきます。
貴方の進めるプロジェクトでも、これをテンプレに各項目を埋めて進めていく&拡張して使っていく、という事が出来るかと思います。
筆者は、ゼロから立ち上げたサービスとして
・野村証券・大和証券・HISや日経等にも使われてたB2C兼B2Bシステム
・渋谷のスクランブル交差点で広告されていたB2C兼B2Bサービス
・何十人のメンバーが出来た新規事業サービス
・海外で開発した海外向けサービス
・その他個人的にやっている毎日何万人もの人に使われる検索エンジン・Webサイト群
等々を、開発兼運用兼マーケ兼経営者という形でやってきた経験があるので、それぞれの視点を統合した文章になっています。
プロジェクトの成否に与える大きな要素
この文章は長いですが、プロジェクトの成否に与える大きな要素は以下のものになるので、全般的にそれがベースになると考えて下さい。
①(情報の)透明度を上げる
文章共有ツール/チャット/会議体等定式化されたやり方で支える
②検査をきちんと行う
日々/週毎の進捗確認(+デモ)・フィードバック受・調整等、定式化されたプロジェクト進捗検査手法を埋め込む
③(制御された)適応をする
確かに究極的には満たすべきはビジネス要件だから最初に決めた要件を変える事自体無しではなく、事業としての成功にもCommitする。
但し、その上で要件を増やすor変えるなら、期限・人員・資金を増やすor増やした分要件を減らす等、1つだけ変化させずに、PJとしての成功(=約束に基づいた期限・資源での要求成果の達成)は担保する事は必要。
④森を見た上で、木を見て進める(開発するにしてもプロジェクト全体の成功から俯瞰して落としてきて考える)
企画=>開発=>運用=>マーケ/セールス
全て重要で、一部分の最適化ではなく、プロジェクトの成功の為にプロジェクト全体を俯瞰して考える必要がある。
その上で、それぞれの段階に定番的な踏むべき手順があり、そこに専門性・プロフェッショナリズムが求められる。
チーム開発のプロジェクトでのパラメーター
これは「(制御された)適応をする」がなぜ必要なのかの説明に近いものがありますが、一般的にプロジェクトの遂行は
①予算
②締め切り期限
③要件の範囲
のパラメーターによって成立しています。
そして、要件を増やすのならば、予算(参加人数)もしくは開発に必要な時間(締め切り期限)を増やさないといけない、という、1要素を変えたら、他要素にも影響する関係が成立している。
よくある事ですが、プロジェクトが開始してからは、決して
・要件だけ途中から増やす
という「非科学的な」進め方は許容して、プロジェクトの失敗確率を上げてはいけない。
その場合には
・予算を増やす(開発人数を増やす)
または
・期限を伸ばす
または
・要件の中で優先度調整し、他の要件を今回のプロジェクトの範囲からは落とす
といった、調整をしないといけない。
プロジェクトを成功させるにおいて必要なのは、気合いで解決しよう、ではなく、「プロジェクトの成功へのコミット」、そしてそれは3要素の適切な調整により可能になります。
プロジェクト関連の文章を置く場所を考え用意する
チームとして進める場合には、プロジェクトに対して、文章で合意・資料をまとめて進めていく事は
・知識の共有
・透明性の確保
・定式化
の為重要です。
どのツールを使うのかをよく考えて決めましょう。
また、そうした文章を置くに当たって、管理するためのプロジェクト名を決めておきましょう。
それが長くなる場合には、省略して使う為の英数字で表せる短いプロジェクトコードも決めましょう(2-3文字)。
無料のドキュメント管理サービス
Google Drive
[一般層向け]
Google Driveの共有機能を必要な人の間で使うのはよくあるパターンです。
とりわけGoogle Spread Sheetは考える事の整理に便利です。
但し、Wiki的な機能はないので、Wiki的な機能は、他に任せましょう。
Wiki的な物を用意出来るのが理想ですが、それが出来ない場合でも、単純にフォルダ分けして要件・仕様・会議系等をGoogle Spread Sheetを中心に記録してフォルダ内に置いていくというのは、基礎的ながら十分有効な文章管理方法になるとは思います。
Kibela
[一般層向け]
人数5人迄無料で使えるWiki。
階層を持てるのが便利。
またグループという概念を使って、そのグループに所属している人だけ見れる文章とそうでないものを区分けする事が出来る。
Confluence
[上級者向け]
いつの間にか10人迄無料枠を提供する様になっていた、開発用最強Wiki。
Fortune 500の企業の83%がAttlasianの提供するソフト(Confluence, JIRA, BItubucket)の何れかを使っている。
優れているのは、開発に相当特化した文章・タスク・開発セットを提供している事。
新規文章を作る時に「Product Requirement」といった開発に必要な文章のテンプレが用意されているの便利。
また、開発プロセスとして
Confluenceで要件&スクラムでいう開発単位のスプリントを定義。文字列をなぞって、そこからJIRAのチケットを作成可能
↓
Confluenceの要件リストの文字列を選択状態にしてそこからタスク管理ツールのJIRAのタスクチケットを作り、要件とチケットを連結
↓
JIRAのチケットからBitbucketのブランチを作り、タスクとコードを連結
という
要件←→タスク←→ソースコード
までの連結出来る使い方が便利。
スクラムというPJの進め方でスプリント管理も出来る。
使いこなせれば、開発には最強のセットですが、これ専用の勉強講座が提供されている様に、かなりの興味心を開発プロセスの改善自体に心傾けてないと、そもそも使いこなせないのが難点。
結果、ヘルプが全くない初心者と熟練・向上心がある人では、得られる成果が変わってしまう。
日本ではYahoo JapanがConfluenceは使ってるのは有名です(参考記事: Yahoo JapanではConflueceを全社7000人の情報共有システムとして活用)。
とりあえず簡単な使い方は
- 無料登録ページからFree(無料)でConfluenceを登録
- 登録できたらログイン
- Spacesの所で「Create Space」を押してTeam Spaceを選んで、これから作ろうとするプロジェクトの情報を入れてプロジェクト用空間を作成
- 左のプラスボタンを押すと文章を作れるが、文章の下に更にぶら下がる形で文章が作れるので、最初はディレクトリトップを作る感じに文章追加し、更にその下で細分化していくと良い。
文章のタイプとしては2020/02現在以下のような種別があり、専門的文章作成をサポートしてくれる。
色々使えますが、プロジェクトを始めるにあたっては、「Product requirements」から始めると良いでしょう。- Blank page
- Blag post
- Decision
- File list
- Meeting notes
- Share a link
- Troubleshooting article
- Team task report
- Task report
- Stakeholder communications
- Retrospective
- Project task report
- Project poster
- Project plan
- Product requirements
- Product launch
- Persona
- OKRs
- My user manual
- Message house
- Marketing plan
- Marketing campaign
- Marketing blog post
- JIRA report
- IT Project poster
- How-to article
- Goal, Signals, Measures
- Customer interview report
- Competitive Analysis
- Capacity planning
- タスクマネジメントもJIRAに任せるのならJIRAのアカウンも無料版申し込み画面から申し込んで作り、Confluenceのスペース(=PJ or プロダクト)と対応させる形でプロジェクトを作る
- ConfluenceでSpace Settings→Integrationと移動して、そのSpaceと対応するJIRAのPJと連携設定する
- ソースコード管理ツール(Githubに相当)のBitutbucketにも申し込み、PJ用のRepositoryを作り、JIRAの該当PJと接続をSettingsから行い、連携させる
Dokuwiki
[上級者向け]
インストール型のWikiソフト。
PHPが動く環境である必要あり。
こちらも階層を持てるのが便利。
人数多く使う上で無料で済ませたいのなら。
とはいえ、事業の中で活用するという意味では
– サーバー費用
– 人件費(設定&運用)&リスク(障害発生率が基本自前の方が高い&復旧に時間がかかる)
がかかっている事も忘れずに。
有料のドキュメント管理サービスから選ぶ
Office 365
会社でOffice 365を使っている場合には、ユーザー権限管理等が楽なので、文章・ファイル置き場としてはOffice 365を使いましょう。
Wiki的な場所としてはShare Pointの機能を一応使う事も出来ます。
Githubの有料版付属Wiki
無料版だと公開レポジトリでしかwikiは使えませんが、有料版にするとPrivate repositoryでもWikiが使えるようになる。
2020/02現在$7/月から。
Confluenceとかに比べるととてもシンプルだが、出来る事もその分シンプルな為、出来る事もシンプルで、生産性向上効果も限られる。
プロジェクトメンバーが参加するオンラインチャットサービスの決定&用意
メンバーが随時非同期に、オープンに連絡をしていける様に、プロジェクト専用のオンラインチャット空間を作りましょう。
無料で使えるものとしてSlack、Office 365を使っているのならばMS Teamsの利用が考えられるでしょう。
Slackは、APIを通じた連携機能が充実しているので、メンバー間のただのチャットツール用途だけでなく、障害が起きたら通知が来る等、各種通知の情報集積プラットフォームとして使う事もできます(それが開発者に好まれてきた理由)。
攻める分野を決める
まずは大きな分野から考え、そこから細分化して考えてみましょう。
成長市場で勝負すれば、追い風に乗せられて戦いは楽になります。
少なくとも、縮小していく市場で戦わない様に注意しましょう。
自分が経験がある強い分野
自分の経験がある所は、自分の強みですので、やはりサービスを考える上では、一つの基軸候補になります。
もしそのままでなくても、何かと掛け算でその経験を活かすといった事も考えられるでしょう。
海外では先に盛り上がってる分野
日本のインターネットビジネスは、海外で流行ってるものを、日本に持ってきて時間軸を進めるという、タイムマシンモデルのビジネスは一つの大きな戦術になったりしています。
海外ビジネスの成功事例を見て、アイディアを得るのもありでしょう。
参考になるサイト例1: http://www.jnews.com/world/wwnews.html
国が指針として伸ばしていく分野
2020年時点で国の指針はSociety 5.0として示されています。
国からお金とそれにより生み出される流れは大きいので、そこに沿ったビジネスを考えるのは、一つの定番的手法と言えるでしょう。
これを見ていくと、国がAI教育にどれだけお金注ぎ込むつもりでいるのか、等、支援されるフィールドを認識する事ができます。
2020/02時点のでまとめると以下の通りになります。
Society 5.0の実現
- デジタル市場のルール整備
- フィンテック/金融分野
- モビリティ
- コーポレート・ガバナンス
- スマート公共サービス
- 次世代インフラ
- 脱炭素型社会の実現を目指して
- Society 5.0実現に向けたイノベーション・エコシステムの構築
- Society 5.0に向けた人材育成
- 海外の成長市場の取り込み
- 外国人材の活躍推進
全世代型社会保障への改革
- 70歳までの就業機会確保
- 中途採用・経験者採用の促進
- 多様で柔軟な働き方の拡大
- 疾病・介護の予防
- 次世代ヘルスケア
- 地域のインフラ維持と競争政策
- 地方への人材供給
人口急減地域の活性化
- 国家戦略特区
- サンドボックス制度の活用
- 中小企業・小規模事業者の生産性向上
- 農林水産業全体にわたる改革とスマート農林水産業の実現
- 観光・スポーツ・文化芸術
市場を分析する
分野を決めたら、その市場の規模を見積もってみましょう。
関連する所全てでどの位の市場規模があり、自分達はその内どの位の分野を取りに行くのか、と言った所を見にいきましょう。
顧客分析
顧客は誰なのかをまず決めた上で以下の点を分析・リストしていきましょう。
Value Proposition
(引用元)
の考えに従って考えていくと、整理し易いかと思います。
顧客が困っている事は何か
例
– ○が高い
– ○の性能が低い
– ○がよく止まる
顧客が嬉しい事は何か
例
– 価格性能比が高く安定している○を最小労力で把握&取得できる事
ニーズを分析する
検索キーワードとそのボリュームは、顧客ニーズの強さを測る上で、とても便利な指標です。
それを調べる上で便利ツールが幾つかあります。
Google Keywords Planner
https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/
Googleでの検索ボリュームを見る事が出来ます。
但し、これを利用する為には、Google Adwordsに広告主として先に登録しないといけないという、手間が大きいツールになります。
ただし、仮にGoogle Adwordsを使わないにせよ、Google Keywords ToolはWebサイトを運用するのならば、是非使いたいという事になるので、是非登録しておきましょう。
Googleトレンド
https://trends.google.co.jp/trends/?geo=JP
一番手軽なツール。
但し出てくる指標は相対的なものなので、自分の肌感覚のあるキーワードを入れてみて、それと合わせてターゲットとなるキーワードを入れてみて、どれ位のボリューム感があるのか、見てみましょう。
UserSuggest
https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/
Google Keywords Plannerが使えない場合に使う、お手軽調査ツールの一つ。
想定する対象のニーズを羅列して網羅してみる
大体の対象が決まっていたら
その対象を中心に
どんなニーズがあるのか
マインドマップなどでリストする形で
ブレインストーミング的に出して整理してみましょう。
ビジネスモデルと合わせて実現するサービスについて考える
結局の所、お客様からお金を頂かない事には、事業の継続は出来ません。
想定顧客の痛み・喜びを理解し、
どういうサービスを提供してそれを解決し、
どの様にお金を得るのか、モデル化して考えましょう。
そのモデル化について役立つ形式の一つがビジネスモデルキャンバスです。
・顧客
・価値提案
・主要活動
・リソース
・パートナー
・顧客との関係
・チャネル
・収益の流れ
・コスト構造
について整理して考える事になります。
尚、自分の場合は、一般的なビジネスモデルキャンバスに、競合の要素と、想定顧客の状態変化の要素も加えたキャンバスを作って考えています。
なお、収益のあげ方としては、一般的に以下のようなお金稼ぎの仕方があります。
自社サービスの販売
何らかの自社のサービスを販売し、それに対して対価を受けるビジネスモデルです。
必ずしもオンラインで完結する必要はないので、Web側はその為の集客チャネル部分だけを負う事もありますが、出口まできちんと見据えて設計する事が大事です。
今のトレンドとしては、売り切りではなく、継続的に料金を受け取るサブスクリプションモデルが流れとして来ているので、サブスクリプションモデルとして商品設計できないかもポイントとして考えておきましょう。
他社サービスの販売取次でのコミッション儲け
所謂アフィリエイトがそれにあたります。
サイトリリース後のセクションにある、どのようなアフィリエイトサービスがあるかは、アフィリエイトサービス一覧の方をご確認下さい。
広告モデル
広告を掲載して、トラフィック・クリック・掲載実績等によって儲けるサービスになります。
GoogleのAdsenseが代表的な広告収益チャネルになります。
Webサイトの売却
サイトを売って、ガンッと一気に儲けるというのもありです。
どんなサービスが高い評価を受けるのかを把握する為に見てみるのも良いでしょう。
そもそも開発費がかかるのなら、買って始めるというのもありですので。
なお、一例として、サイトキャッチャーの取扱条件は、売りたいサイトを作るにあたって、認識しておくと良いでしょう。
[売買受付対象外]
– 日本国の法令を遵守していないサイト
– アダルト・出会い系サイト
– 売主が売却する権限を失っているサイト
– 該当サイトが利用しているサービスが、譲渡を規制しているサイト
– システム販売等、譲渡対象を複数の相手に売却できる案件
– 弊社が不適切と判断するサイト
[譲渡規制のあるサイトの代表例]
– 各種無料ホームページ・ブログサービス
– 楽天市場等、各種ショッピングモール
[審査の過程で掲載を見合わせることがあるサイト]
– 倒産した企業が所有するサイト
– 運営実績が6ヶ月未満のサイト
– 極端にアクセスの少ないサイト
– 極端に会員の少ないメールマガジン
– 日記等、個人の属性が高く、他人が引き継げないサイト
– 情報商材販売サイト
– ギャンブル関連サイト
– マルチ商法まがいのサイト
サイトの売買は、多額の金額が絡み売るので、ある程度信頼の出来るサービスを使う事をお勧めします。
以下
・検索結果で上位に出てくる(基本1ページ目)
・資本金/連絡先の観点である程度信頼出来る株式会社が運営している(資本金1000万円以上)
のWebサイト売買取次会社が運営している売却案件一覧ページになります。
サイトキャッチャー
運営者: 株式会社Faber Company 資本金1億円
直接交渉
売主手数料: 成約額の3% (最低成約手数料50,000円)
買主手数料: 成約額の3% (最低成約手数料50,000円)
SiteStock
運営者: 株式会社サイトストック 資本金9000万円
[仲介依頼時]
売主手数料: 基本料110,000円 + 手数料 110,000円 + 成約額の10%
買主手数料: 基本料110,000円 + 手数料 110,000円 + 成約額の10%
[直接交渉]
譲渡金額 180万円未満
売主手数料 一律 55,000円
買主手数料 一律 55,000円
譲渡金額 180万円以上(税込)
売主手数料 譲渡額の3%
買主手数料 譲渡額の3%
Sitetrade
運営者: 株式会社ゼスタス 資本金2720万円
譲渡金額 料率(税別)
5,000万円以下の場合 10%
5,000万円超~1億円以下の場合 6%~9%
1億円超の場合 個別相談
※最低成功報酬として、サイト売買の場合300,000円(税別)、株式譲渡の場合1,000,000円(税別)をいただきます。
※サイトの売却(売り手)・サイトの購入(買い手)、双方から手数料を頂戴しております。
競合分析を行う
GMOは社是として
===
競合は毎日チェックしよう。差別化攻撃を仕掛けられたら、即日ミートし撃破しよう。
ミートとは、競合のスペック・価格より、少しでも優位にした商品を提供すること。
すぐに提供できない場合、期限を明確にした提供予告を発表しよう。
“茹で蛙防止!”
===
というのを設けていますが、インターネットは、ユーザーがすぐサービスを乗り換えれる世界。
常に、競合との関係で、自分のサービスの価値も決まってくる部分があります。
自分のサービスを設計する時・またリリースした後も、競合と自分の提供しているサービスの関係は把握しておき、ユーザーにとって自分が提供しているサービスを選んで貰える理由をキープするようにしましょう。
競合の一覧を作る
まず競合一覧を作りましょう。
1 競合1
2 競合2
3 競合3
4 競合4
…
競合の強い点と弱点の把握
各競合を縦軸に置き、機能を横軸に置いて分析すると、それぞれのサービスの強みと弱みを整理できるので、翻って自分の要件決めにも役立つでしょう。
機能 | 自社 | 競合1 | 競合2 | 競合2 |
---|---|---|---|---|
機能1 | X | ○ | ○ | X |
機能2 | ○ | ○ | X | X |
機能3 | X | ○ | ○ | X |
機能… | … | … | … | … |
サービスの開始にあたっては、サービス提供をなるべく早く提供開始するにあたっての、絶対に満たさないといけない機能、すなわちMVP(Minimum Value Product)を決める必要がありますが
自社のサービスも入れて機能比較する事で
①競合がやっていて絶対入れなきゃいけない機能は何か
②競合がやっていなくて自社の強みとなる機能は何か
を出し、そこ迄最短で走るルートが見えてきます。
なお、②がでないのなら、プロジェクトの遂行自体考え直した方が良いでしょう。
後発者でサービスを提供する以上、基本的に自社だけの強みがなければ、新たなサービスを出す価値もなく、またユーザーにも使って貰えません。
また、自社だけ提供できる機能を先行提供する事が、後々他社が簡単に真似できない、参入障壁になり得る形で実現できるのかも検討しておきましょう。
マーケ戦略を考え、最初に実施する3施策について考えておく
どんなマーケティング手法があるのか、
– 中核
最も有望な経路を3つリストする。
– 可能性有
可能性がある経路をリストする。
– 可能性薄
見込みが低い経路をリストする。
してみましょう。
リリースした後ですが、マーケは同時に少なくとも3つは回し、ヒットするマーケ施策でなければ、他のマーケ施策を試す、といった風に回していきましょう。
このマーケ戦術自体、サイトの作りに影響する部分があるので、ここで考えておきましょう。
製品の開発とユーザー獲得経路の成長は同じ位大事。
50%を製品開発にリソースを使い、50%をユーザー獲得経路の成長に「同時に」リソースを割く事。
集中しない事はどちらかを遅くすると考えるかもしれないが、「市場でその製品が成功する」という結論に対しては結局は遠回りではない。
「どんなスタートアップの会社も製品を持っている。失敗したスタートアップが持っていなかったものは顧客だ」
欠かす事が出来ない肝の一つです。
代表的なマーケチャネル
1 ソーシャルメディアの資産力&伝播力の活用 (詳しい解説はこちら)
2 ブログの運用 (詳しい解説はこちら)
3 プレスリリース (詳しい解説はこちら)
4 SEM: 検索連動広告 (詳しい解説はこちら)
5 ディスプレイ広告 (詳しい解説はこちら)
6 アフィリエイト (詳しい解説はこちら)
7 SEO (詳しい解説はこちら)
8 コンテンツマーケティング (詳しい解説はこちら)
9 Emailマーケティング (詳しい解説はこちら)
10 オフライン広告 (詳しい解説はこちら)
11 会社間・事業間連携協力: 色々なパートナーにその価値を確かめる為に連絡してみるべき。大概の取引の試みは失敗するが関係継続しておく事大事
12 営業: 営業は値段高い商品等に有効。電話営業も除外すべきではない。Webで申込→電話で商品単価上げるというのはよくある手法
13 既にあるプラットフォームの活用: FacebookやGoogle App Store, Apple Store、Chrome拡張ストア等利用者多くいるPF活用
14 展示会: 出展する前に一回は参加者として利用してみてからにしましょう。より大きなリターンを得る為に開催する側に回るのも一つの手です
15 講演: その分野の専門家として認識されるようにして講演者としての立場を確立しよう
16 コミュニティの形成: 伝道者を育てるという観点も重要
勝負するかしないか決める
大体ここまでの情報を整理すれば、事業として勝負する価値があるかどうかの判断は出来る筈です。
やらないと決める事も重要です。
きちんと価値筋見えているのか考えた上で、決定しましょう。
ドメインを取得する
ドメインの決め方
自分の希望するドメインが空いているか調べてドメインを取得しましょう。
一般的に
.com
が一番価値が高いですが、大概のキーワードは取られています。
英単語は無理として、日本語的なキーワードなら何とか残っている事もありますが。
日本だったらその次に価値が高いのが
.jp
になるかと思います。
それ以外はそこまで価値は変わらないので、上のドメインでキーワードの組み合わせを増やしたり、工夫したりして空きを探すか、またはそれでも使っても良いというルートドメインを探す事になります。
noteも最初は.muというドメインでしたが、最終的にはお金を払っても.comドメインに移行し、結果的にトラフィックを増やす事に成功しています。
(参照元: 決死の覚悟でのぞんだnoteのドメイン移行。検索流入急落からの復活劇)
ドメインの取得サービス
ドメイン取得サービスには以下のようなものがあります。
一番安いドメインサービスを使えば良いですが、一年目だけ安くて、二年目は高いという事が多いので、1年目の値段の安さに騙されずに、ドメインの更新料が安い順で考えるのがコツです。
主要ドメインの更新料金が安い順(毎日更新)
要件定義を行う
要件定義から想定される機能を、大分類、中分類、小分類と区分けした形で、機能要件リストを作りましょう。
Google Spread Sheetなどを使うと良いでしょう。
作る時には
MVP = Minimum Value Point)を決める = 最低限この機能を満たせば勝負出来るという項目
を意識する事が、競争が早い今の時代ではポイントになります。
大分類 | 中分類 | 小分類 | 機能詳細 | 進捗 | 優先度 | 必要工数 | 担当 | 開始日 | 終了日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
… | … | … | … | … | … | … | … | … | … | … |
… | … | … | … | … | … | … | … | … | … | … |
なお、Confluenceを使うのなら、Product Requirementというテンプレを使って、要件定義をしてみると良いでしょう。
Confluenceを使わないにせよ、どの様なテンプレがプロジェクトの要件定義に使えるのかの参考に、以下の画像はなるかと思います。
機能定義を行う
要件に対応して、それぞれ
・どの様な見た目にするのか(PCとスマホ)
・どの様なロジックで動くのか
・入力に対して出力はどう動くのか
を詳しく書いていきましょう。
要件に対応して、タスクチケットを作れる開発工程支援ツールを使っている場合(例:ConfluenceとJIRA)には、要件側からタスクチケットにリンクを貼り、タスクチケット側の中に仕様詳細を入力していくと、無駄が無いコミュニケーションが出来ます。
タスクに対応するチケットを作る
機能設計の項目に応じて、タスク管理のチケットを作りましょう。
無料タスク管理ソフト
JIRA
– 無料機能へのアクセス
– 2 GB のストレージ
– 最大 10 ユーザー
– コミュニティサポート
の枠の範囲で無料版で使える。
無料版申し込み画面から申し込む。
有料タスク管理ソフト
採用する技術を決める & そもそも開発する必要あるかを見定める
既存製品やプラグイン等の確認
開発しないで済むのなら、仮に買うにせよ、そっちの方が費用的にも成果的にも実現速度的にも良いことも多い。
自分のしたい事を実現しているソフトがないか、Web検索・Github内検索をしておきましょう。
開発しないで済む方法は
・WordPressとそのPluginによる機能拡張
・既成のやりたい事を実現するソフト・サービス
・既存サイトを買う。サイトを売ってるサービスにお目当になり売るのもあるかも(参照: サイト売買サービス)
といったものを活用することが考えられます。
まずは開発しないで出来ないかと十分確認した上で、それで出来ないのなら、ではそのまま使えなくてもベースとして使えるソフトはないかと調べてみて、その上で開発プロジェクトを進めていきましょう。
MVPを満たしてビジネスが成り立つという仮説を検証するのが1番の目的になるので、必ずしも開発する必要がないのなら、そもそも開発をないで済ます方が良いです。
WordPressでの開発方法について別記事を参照下さい。
ないから自分で開発するとなった場合
自分で開発する場合には
・どのプログラミング言語を使うか
・どのWebフレームワークを使うか
・どのデータベースを使うか
と言った事を検討する必要があります。
世の中の流れと、制作チームの経験と合わせて、最適な技術を選びましょう。
データベースの選び方についてはMariaDB/MySQL/PostgreSQL比較:ベンチマーク付選択フローチャートをご参照下さい。
開発に必要な人員を集める
一般的にプロジェクトの遂行には
・プロダクトオーナー
・プロジェクトマネージャー(or スクラムマスター)
・開発者
・デザイナー
が必要になるでしょう。
これはプロジェクトによっては、役割を兼ねる事になると思いますが。
自社にリソースが足りない場合には、外部に頼む事になると思います。
開発会社に頼むのでしたらば、それは基本的には責任を持ってやってくれる事になるかと思いますが
– Cloudworks
– Lancers
の様な個人に頼む系を使う場合には、本業の片手間で空いてる時間にやっている人とかも多いので、相手のスケジュール遵守度は結果的に保証され兼ねるので、スケジュールがずれても良いという時に使いましょう。
相手の実力がその場合重要になるので、相手が過去に自分が中心に作ったというサイト・サービスを確認するのは、最低限した上で決めましょう。
採用するインフラを決める
レンタルサーバー?
専用サーバー?
もしくはクラウド?(VPS / パブリッククラウド)
どれで運用するのかを決めましょう。
一般的に
自分でサーバーを運用する事が出来ない(=技術者がいない)のならレンタルサーバー
サーバーを運用出来る人がいるのならVPS
単体サーバーとして超高スペックなサーバーが、初期費用は高くかかっても、月額は安価に運用したいなら専用サーバー
サイトとして絶対に落とす事が出来ないなら、冗長性機能に優れたパブリッククラウド
といった選択が妥当になるかと思います。
その上で、どの会社のサービスが良いかは、以下のサービス・ページをご参照頂ければと。
スケジュールを引く
タスク管理ツール・要件管理表をうまく使いこなして、リリースまでのスケジュールを立てましょう。
開発を行う
開発に役立つツール揃え
エディター
特にこれといったものがないのでしたらば、Visual Studio Codeをとりあえず入れておきましょう。
https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/visual-studio-code/
開発に役立つChrome Pluginの追加
画像キャプチャー用
Awesome Screenshotが役立ちます。
ブラウザー操作動画記録
Screencastifyが役立ちます。
Open Graph確認
Open Graph Previewが役立ちます。
競合分析
Similarwebが役立ちます。
JS・404エラー等の検知
JavaScript Errors Notifierが役立ちます。
開発のソースコードを登録する場所の決定
https://github.com/
を使うのが良いでしょう。
文章管理にConfluence、タスク管理にJIRAを使うのなら、統合的にPJを進められる連携度を考えて、Bitbucketを使うのもありですが。
開発の進め方とサイクル
ブランチの切り方のルール
githubやbitbucketのようなソースコードレポジトリを使う場合には、ブランチの切り方のルールを決めましょう。
例
main: 本番環境にリリースされるブランチ
dev: 開発されたものがpullリクエストでマージされていくブランチ
dev-チケット番号: devブランチから派生するタスクの為のブランチ
プロジェクトの進捗管理のサイクル
開発の仕方は、最初に要件とか全て定めてやっていくウォーターフォールモデルと、開発途中に要件を変えていく事もOKなアジャイルモデルがありますが、要件・機能定義の詰めの甘さを解決する為に、「アジャイル」を採用しました、となると、大概のPJは破綻・失敗します。
理想はウォータフォールモデルという事を理解した上で、要件を変えるのなら、リソースを追加・もしくは要件の優先度を切り替えるという形で、PJを守って進めていきましょう。
なお、進捗管理は、自分の場合には、1週間単位のスクラムモデルで進めています。
週の始め
・スプリントプランニング
– 何を先週終えたか
– それに対する反省
– 今週する事
・日々のデイリースクラム(15分以内)
– 昨日した事
– 反省点とそれに対する改善点
– 今日する事
・スプリントレビュー
– 開発成果のデモ
– フィードバックの回収
サイトのicon(favicon)を作る
Googleは検索結果でicon(favicon)を表示する様になっているので意外と重要。
自分の場合の作成手順
①キーワード入れるだけで適当なicon作ってくれる
https://www.logoshuffle.com/ でiconを生成
②Chromeなら
https://chrome.google.com/webstore/detail/awesome-screenshot-screen/nlipoenfbbikpbjkfpfillcgkoblgpmj?hl=ja
とかで気に入ったiconスクリーンショットから切出し画像保存
③https://www.favicon-generator.org/
に画像UPでfaviconと埋込コード生成
SSL証明書を取得・設定する
無料で済ませたい場合には、Let’s Encryptを使用しましょう。
レンタルサーバーだと、ここら辺をお任せする事が出来ます。
そうでない場合には、マニュアルを読みながら、自分で設定しましょう。
システムテスト
一般的に、テストは
Unitテストという、ソースコードのFunction毎にテスト内容を定義し、エンジニア側で実装し、自動的に実行されるテストと、
UI側から要件ベースで、それを満たしているか、要件出し側が確認するアクセプタンステストがあります。
エンジニアはデモをする前にUnitテストをし、プロダクトオーナー側は、デモが終わったらすぐUI側から要件を確認するテストを行うアクセプタンステストを行い、次の開発サイクルへフィードバックを返せるようにしましょう。
必要ならコードの難読化
何らかの理由でJavaScript部分を難読化したければ
https://obfuscator.io/
を使う
(Android)ホームに追加機能の追加
Androidでホームへ追加というボタンが、サイトに何度か訪問すると現れ、それを押すとスマホのホームに追加できるという機能がありますが、ユーザーをストックする為には是非是非追加したい機能になります。
所謂PWA化という技術ですね。
スマホだと
・HTTPS接続(または localhost)
・Android Chrome 42以上
で1週間に2回アクセスした時に表示される(=セッションが1回切れる必要有り)という仕様に、現在Android版Chromeだとなっています。
PCだとURL欄にインストールというアクション(「+」ボタン)がニュルッと出てきます。
実装例: 最速一括検索
それには、manifest.jsonというファイルを作り、それをheadタグ内で読み込ませ、
sw.js
というファイルもまたheadタグ内で読み込ませるという事をします。
sw.jsの中身例
self.addEventListener('fetch', function(event) {});
manifest.jsonの中身例(サイトに合わせてカスタマイズして下さい)
iconの画像は、画像からのiconジェネレーターサービス
https://www.favicon-generator.org/
を上手く活用すると、一つのファイルから楽に作り上げる事ができます(詳しくはアイコンの作り方の章を参照)。
{ "name": "最速一括検索", "short_name": "最速一括検索", "description": "Google, Yahoo, Amazon等を一画面から簡単に一括検索できるメタサーチ", "start_url": "/", "display": "standalone", "lang": "ja-jp", "icons": [ { "src": "\/android-icon-36x36.png", "sizes": "36x36", "type": "image\/png", "density": "0.75" }, { "src": "\/android-icon-48x48.png", "sizes": "48x48", "type": "image\/png", "density": "1.0" }, { "src": "\/android-icon-72x72.png", "sizes": "72x72", "type": "image\/png", "density": "1.5" }, { "src": "\/android-icon-96x96.png", "sizes": "96x96", "type": "image\/png", "density": "2.0" }, { "src": "\/android-icon-144x144.png", "sizes": "144x144", "type": "image\/png", "density": "3.0" }, { "src": "\/android-icon-192x192.png", "sizes": "192x192", "type": "image\/png", "density": "4.0" } ] }
manifest.jsonとsw.jsを適切にHTML側で呼び出す書き方
<html> <head> ... <link rel="manifest" href="/manifest.json"> <script> window.addEventListener('load', () => { if ('serviceWorker' in navigator) { navigator.serviceWorker.register('/sw.js').then(registration => console.log('success, scope:', registration.scope) ).catch((err) => console.warn('failed: ', err)); } }); </script> ... </head> <body> ... </body> </html>
実装したら、PC版ChromeでURL欄に「インストール」(引っ込むと「+」ボタン)が表示されてたら、実装に成功です。
それが出来たら、AndroidのスマホのブラウザーがChromeなら「1週間に2回アクセス」(この条件自体はChromeの実装によって変わる可能性はありますが)で、画面下の方から、ホームに追加しますか?、というボタンが出てくる筈です。
サーバーにシステムをアップする
出来るのなら
Circle CI
のような、自動テスト実行&デプロイツールも活用して、より安全なDeployをしましょう。
ロードバランサーの後ろのシステムを切り替える、ブルー・グリーンデプロイという方法もあります。
この場合、問題があったら、旧システムの方に振替え直すことで、システムに問題があった場合には、すぐ復旧する事が出来たりします。
公開後のみ出来る設定&作動確認
Googleサーチコンソールへの登録
https://search.google.com/search-console
検索エンジンからの検索キーワードリスト・回数・クリック数を知れたり、検索エンジンに対するURL登録申請を出来たりすので、ここれは必ずやっておきましょう。
Bingサーチコンソールへの登録
https://www.bing.com/toolbox/webmaster
Googleに比べると優先度は落ちますが、Bingもまだ利用がある検索エンジンの一つ
Googleサーチコンソールと同じように、こちらにも登録しておきましょう。
SEOの分析機能が充実しています。
サービスの生き死にモニタリングサービスへの登録
無料で利用できる
Uptimerobot
には登録しておきましょう。
Twitterでフォローしておけば、TwitterにDMでサイトのDOWN/UPのお知らせもくれます。
また、稀にではありますが、Uptimerobotが落ちた事もあるので、平行利用での確認用として、こちらも無料の
https://www.freshworks.com/website-monitoring/free-uptime-monitoring/
も利用してみると良いでしょう。
こちらは50サイト迄チェック可能で、1分毎にチェックさせる事もできます。
Open Graphの正常表示確認
https://opengraphcheck.com/
にURLを入れてみて、想定通りの結果が表示されるか確認してみる。
無料のセキュリティチェックツールでセキュリティ確認
Sucuri
Webサイト全般に使える。
URLを入れるとソフトが古い等簡単なチェックですがセキュリティチェックをしてくれます。
結果例(一部)
Immuniweb
Webサイト全般に使える。
時間はかかるが項目数多く丁寧に調べてくれる。
結果例(一部)
Gf.dev (WordPress用セキュリティチェックツール)
https://gf.dev/wordpress-security-scanner
WordPressに特化して詳しく調べてくれるセキュリティツール。
WordPressを使っているのなら使ってみましょう。
Webページの速度の確認&改善
Amazon.comの2006年の調査によると、
– ページ読み込み時間が0.1秒減ると売上が1%増加
– ページ読み込み時間が1秒増えると、コンバージョン数が7%減少
– ページ読み込み時間が1秒増えると、PVが11%減少
– ページ読み込み時間が1秒増えると、ユーザーの満足度が16%減少
と、ビジネスへの影響は大きいので、画像が多い等、煌びやかなページコンテンツの提供が主になり、ネットワーク回線が速度に影響するようなサイトの場合には、回線速度は重要になります。
サイトが遅ければ、ユーザーが見れるページも減りますし、直帰率も上がってしまいます。
また、GoogleがSEO要素として、Webページのロード速度も評価の1要素として取り入れるようになった為、流入数にも影響すると言う事で、その重要性は増しています。
サイトの速度のチューニングはリリース前にしておくべき事ですが、それを手助けしてくれる、速度確認&チューニングポイントアドバイスサービスを使ってみましょう。
一番重要なのはGoogleのPage Speedですが、他にも速度改善作業に役立つツールはあるので、活用してみましょう。
Google Page Speed
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=JA
まずは、Googleにどう認識されるのかという点でも最重要な、Google Page Speed Insights。
URLを入力して、Google視点でのページ速度の認識のされ方を確認してみる。
速度チューニングのアドバイスが出ているので、そのアドバイスを取り込みながら、速度スコアを改善する。
結果例(一部)
Pingdom
https://tools.pingdom.com/
計測する国・地域を選べるので、とりわけ世界中からのアクセスがある場合に役立つ。
とりわけ、CDN等の活用によって、どれだけ速度を改善できてるかを見るのに役立つでしょう。
何度もテストをしていると、無料のテスト回数上限に到達するので注意。
結果例(一部)
Web.dev
Googleからも紹介されてる英語のサービス。
URLを入力すると結果が出る。
– Performance
– Accessibility
– Best practies
– SEO
の観点で評価・アドバイスをしてくれる。
結果例(一部)
Webpagetest
ページ表示で読み込まれるファイル群を時系列順に確認できるので、まとめられないか、要らないファイルはないか、と確認する上で役立つ。
結果例
SEO順位の確認
SEO順位確認ツールはいくつかありますが、それなりに安い値段で、Googleによるブロックによるエラーを避けて稼働できるソフトというのは少ないです。
その中では、安価でブロックに中々遭遇しない
GRC
を自分は使っています。
最初は検索結果の上位に入って来れないですが、ひとまずURL自体を検索キーワードに入れてみましょう。
それで上位にランクインできなければ、検索エンジン側でまだランク付け状態が十分に整っていないと考えられるので。
なお、そうしたツールで使わず、手動で確認するのもアリですが、Googleは検索結果が個人に合わせてカスタマイズされたりして、自分の環境だけ良い順位で表示されたりしてしまう事もありうるので、そうしたパーソナライズ機能が無いYahooの方で、自分で確認する時は順位確認しましょう。
また、地域性があるキーワードでは、自分がいる地域によって出るサイトの順位が変わったりするので、必ずしも自分の結果がみんなの順位とは限らなくなるので、その点注意しましょう。
リリースについて広報活動
ソーシャルメディア(Twitter)等での投稿・告知
この為に、元々Twitterでのフォロワーがあるアカウントを育てておくと強いですが、フォロワーへの広報兼リンク稼ぎとして、アカウントを解説して、サービスを作ったら、機能広報をするのに活用していきましょう。
代表的なソーシャルメディアとしては
- Hatena Bookmark
- Line
- Youtube
といったものがありますが、Twitterは日本では、一番広報に使いやすいかと思います。
ソーシャルメディアには以下のような特性があるので、それを認識してうまく活用しましょう。
リスト型としての資産力
一般的に、ユーザーがチャネル等に登録する事でフォロワーとなり、投稿による配信の伝達力が高まるので、メルマガと同じように、積み上げれる資産効果があります。
ソーシャルメディアからユーザーを連れてくるだけでなく、サイト側からソーシャルメディアへの登録を促して、関係の長期継続・強化をはかるといった事も重要になります。
こうした、配信メディアに登録されたユーザーリストの事を指して、リスト型マーケティングと言いますが、リストを育てる事がマーケティングに繋がる&それはひたすら積み上げられるという点で、かなり効率的なマーケ手法になっていると言えるでしょう。
伝播型としてのマーケティング
口コミ伝播型マーケティングの肝は、獲得した1ユーザーが更に別の1ユーザー以上を獲得してきてくれる事。
これは指数的な成長をもたらしてくれる。
係数的に捉えると
1. ユーザーが製品に触れる
2. そのユーザーがその製品を紹介する
3. 製品を紹介されたユーザーがその製品に触れてみて、ユーザーになる。
というモデルを想定し「口コミ伝播力」の最大化を考える。
計算式は
口コミ伝播力 = 1ユーザーが送る招待の数 * 招待を受けた人がユーザーになる率
口コミ伝播力が1以上なら、指数的な成長がサービスについてもたらされるので、非常に大きい。
ソーシャルメディアは、リツート等の機能により、この伝播性に優れているので、相性が良い。
どうしたらより多く伝播するのか、よく考えましょう。
少なくともTwitter等にURLが貼られた時に、適切な形でページ紹介が表示されるように、Open Graphの整備だけはきちんと進めておきましょう。
新サービス告知サービスの利用
新サービスの広報に特化したサービスがあるので、それらにも登録してみるのも良いでしょう。
トラフィックはともかく、SEOの為の最低限の被リンク稼ぎにはなるかと思います。
なお、Twitterアカウント連携が求められたりしたりますが、必要以上に権限(例:Twitterに投稿する権限)を与えない様に&与えてしまったら投稿した後権限を設定画面から外す様にセキュリティ上気をつけましょう。
↓権限を求められ過ぎな例
- Service Safari
- ツクログ
反映が早い - Webサービスあつめました!!
- WebFolio
-
ワクワクをお届けする機械学習系アプリレコメンドサービス
反映が早い - ロケットリリース
-
Eggineer
反映が早い - Apppla/
-
WebService Love!!
ブログでの告知
ブログ自体には集客力は期待せず(SEOは検索順位への反映に時間かかるので)、あくまでTwitter等SNSからの紹介で、更に詳しい解説を出来る場として、活用しましょう。
基本自分が所有するドメインにブログを作るのが良いと思いますが、そこ迄手が回らない場合には、フォロー機能もあるnoteのようなサービスを活用するのもありでしょう。
プレスリリース
プレスリリースは、その力は落ちてはいますが、そこから口コミ伝播の始まりの起点としても使いやすく、まだ様々な活用方法があるマーケチャネルとは言えるでしょう。
マスコミとの関係の作り方としては、今の時代は
・自分の関連する市場についての記者を認識し、フォローしたり情報を提供したりして記者と関係を作る
・記者には必要な時だけ連絡する。短く魅力的に!
という事が考えられます。
とはいえ、マスメディアと関係がない人とかは、まず一括してプレスリリースを送るPR Timesのようなサービスの利用から始めて見ると良いでしょう。
PR Times自体の訴求力は程々ですが、そこから流れてくる情報をキーワードで絞ってチェックしている業界人もいるので、そこから更にコラムで紹介されて、はねるという事も起きたりします。
リリース後の継続的なマーケティング活動
「コンテンツマーケ」と「コンテンツSEO」の考え方ベースでの対象ページの整備
SEO(=検索結果最適化)が人を連れてくる事にフォーカスした概念だとすると、コンテンツマーケは、ユーザーの各状態に応じて、コンテンツを用意し、その深度を深める為のコンテンツを用意する事、と違いは捉えれば良い。
「コンテンツマーケ」ベースでのコンテンツ整備
ユーザーのステータスを深化させる事を考えてコンテンツを用意する
認知の段階に対応するコンテンツ: 商品知識を得る
↓
検討できるようにするコンテンツ: 比較ポイントが分かり良し悪し比較できるようになる
↓
決定できるようにするコンテンツ: 自信を持って良いものを決めてアクションをとれるようになるコンテンツ
↓
購入した後も関係を強化できるコンテンツ: 他の人に進めたり、継続的に情報を見にくるようになるコンテンツ
上位の流れを考えた上で、サイト内コンテンツの内容を企画・設計・改善を継続していく。
Google Analytics等アクセス解析ツールを使って、ユーザーがどこのページを実際多く訪問しているとかは、きちんと見ながら、改善していきましょう。
「コンテンツSEO」ベースでのコンテンツ整備
得られる情報は、セキュリティの向上により減ってしまいましたが、Google Search Consoleで確認できるサイトに来るユーザーが使ったキーワードリストや、Google Keywords PlannerやGoogle Trendsで伺える、検索キーワードとボリュームを参考に、主題とするキーワードを補佐するキーワードに対応するコンテンツを、優先度づけて補充していきましょう。
マインドマップで起点となる語から、枝分かれさせていく形で、関連するキーワードの洗い出しをするのも有効でしょう。
SEO Search Engine Optimization: 検索結果最適化
SEOとは
– 検索結果の上位に表示する事
– 検索結果に表示された上でそのクリック率を高める事
で、検索エンジンからの無料の流入数を増やす活動の事を指しています。
検索結果の上位に表示されれば、クリック率は高まるので、結果サイトに訪問してくれる人が増えます。
また、検索連動広告と違い、無料で出来るのが特徴です。
但し、Google等検索エンジンの評価アルゴリズムの変更の影響をダイレクトに受けるので、安定したビジネスの成立を考える場合には、検索連動広告を使った上で、成り立つものを考える方が、基本的には妥当という事になります。
とはいえ、「マーケチャネル」としては無料で効果が大きい以上、不確定要素が大きくても、それなりに力を入れるのは当然という事になります。
又、2ページ目とかはほぼクリックなく、又ユーザーも上位1-3位までのWebサイトだけ見てニーズが完結してしまう事も多いため、ただより上位に表示されば良いではなく、ほぼ最上位に近い所に表示されるレベルに迄、競争に勝って上がる必要があります。
SEOで対象として考えるべき検索エンジン
Googleは日本のYahooに検索エンジンを提供、
BingはDuckDuckGoの検索結果の1要素として使われている、
という関係がある為、日本のSEOを考える上では、
Google
と
Bing
を対象として考えれば良いという事になります。
SEOで重要となる要素10
昔のSEOは、
・主要な語に対するSEO
・「主要な語x別の語」の掛け算によるロングテール狙いのSEO
に分かれていましたが、今もそこ迄変わるわけではありません。
但し、SEOで重要になる被リンクや、ユーザーがサイトに訪問して何かしらのシグナルを送るという行動の中心がSNSに移りつつある事で、結果的にSNS活動等含めて、考える事が重要になってきています。
GoogleもChrome等からユーザー行動を把握できる範囲が広がってきた以上、小手先のSEOだけでなく、実際にユーザーを満足させるコンテンツを与えるという事をもっと重要視する必要が出てきていると言えるでしょう。
なお、SEOでは、施策をするだけでなく、その結果の確認が必要になるので、
・順位の確認用ツール(詳しくはSEOの検索順位確認参照)
・検索エンジンの登録状況管理ツール(詳しくはサーチエンジンコンソールの設定参照)
を使いこなす事が必要です。
SEOには無数の要素が影響しますが、SEOを考えるにあたって、考えるべき重要要素を10個程上げるとすると、以下のようなものが挙げられます。
Titleタグの中身
検索結果で唯一表示が保証されているので重要です。
見出しタグ(h2等)の中身
コンテンツの中身の重要なキーワードを伝える事に使えるので重要です。
コンテンツの中身
検索語と合致する語がコンテンツ内に書かれていないと、そもそも検索に引っかからないので重要です。
キーワード調査ツール等やマインドマップでの整理等を使って、集客対象として考えるキーワードを考え、それをコンテンツの作成に落とし込みましょう。
尚、見えない色にして、キーワードを敷き詰める等は、SEOスパムとして検索エンジンのペナルティ対象になるので、辞めましょう。
被リンクの質・数・内容
Googleが昔他の検索エンジンを後発ながら追い抜いてトップに立った理由は、被リンクをそのページに対する投票として見立てて、ページの価値評価に活用する、ページランクアルゴリズムを開発・適用した為です。
時代は変わりましたが、未だ重要な要素の一つである事には変わりません。
より良いサイトから、適切なキーワードを含んだ、被リンクを多く獲得する、という事は、SEOにおいて重要で、その為にはどうしたら良いかと考えていく事になります。
又、今の時代は、ソーシャルネットワークからの被リンク生成も多い為、ソーシャルメディアのフォロワー数の育成&投稿内容の改善と、サイト側からのソーシャルネットワーク側のアクションの誘導(いいねボタンの設置等)も、被リンク形成においても重要になります。
新しさ=更新頻度
古くて今の時代に合わなくなったコンテンツよりも、新しいコンテンツの方が評価される面があるので、どのように更新頻度を高くキープするのかも、重要な考慮要素になります。
検索エンジンへの情報伝達
検索エンジンは、Webサイトのコンテンツを収集・解析しますが、それは自動的な処理なので、
・どのページをクロールすべきか→サイトマップ
・どのようなコンテンツが書かれているのか→適切なタグ付けや、構造化データの提供
が重要になります。
ドメイン
ドメインによるSEOの価値要素は低下していますが、それでも検索結果ではキーワードが含まれた部分が強調されたり、クリック率に影響する部分もあるので、よく考えてドメインを選ぶと良いでしょう。
詳しくはドメインの取得のセクションを参照して下さい。
ページの表示速度
ユーザーにどれだけ速くコンテンツが表示されるのかは、ユーザー経験上重要ですが、GoogleもSEOの評価要素の一つとして扱う事を公言しています。
詳しくは「Webページの速度を改善する」のセクションを参考にしてみて下さい。
信頼度
Googleは
お金・健康に感する事=YMYL(Your Money or Your Life)
については、とりわけ
E-A-T(Expertise=専門性/Authoritativeness=権威性/Trustworthiness=信頼性)
を重視して、評価するという事を公表しています。
素人が、SEOだけ考えて、今話題のネタに、信憑性なく、ただ話題になるようなコンテンツを量産しても、迷惑ですよね。
そうした事がとりわけ社会問題になる部分に対して、上記のような事を考えた評価要素を適用しています。
ただ、これは、お金・健康に関わる所だけに限らないと考えても良いと思うので、コンテンツを作る時には意識するようにしましょう。
具体的には
・サイト運営者情報の整備
・記事を書いている人の情報の整備&質上げ
・利用規約の整備
・個人情報規約の整備
といった事が考えられます。
モバイル対応
Googleはスマホ等モバイル用と、PC用で、検索のランキングを変える作動をする様になっています。
モバイルでアクセスしたら、モバイル用の見た目のページが表示される様にする、レスポンシブなデザインは、モバイルでの利用が主流になった今の時代は不可欠です。
きちんと対応するようにしましょう。
SNSマーケティング
SNSマーケティングでは、フォロワー・チャネル登録者を増やしておき、自分のサービスを紹介する投稿が、より多くの人に伝わる&伝播する可能性を、日々高めていく事が必要になります。
別途特別ページが作ってあるので、
Twitterマーケティングの基本から応用迄
をご参照下さい。
Youtube
Youtubeは利用者数がとても増えているので、コンテンツ配信の場としても、マーケティングチャネルとしても、魅力が大きく増しています。
どのようにしてチャネル登録者数を増やすのかを考えながら、配信していくことになります。
なお
・チャネル登録者数が1000人
・過去1年の動画再生時間が4000時間超
になると、広告を配信して、広告収入を得ることもできるようになります。
Facebookページをサービスに対して作り、そこで情報を配信していきます。
ページに対していいねを押されると、そのユーザーはそのページのフォロワーになり、更新情報の配信をする事が出来るようになります。
日本だとFacebookは正直落ち目なので、そこまで意識しなくても良いかもしれませんが、海外にサービス展開を考えるのならば、未だ必須のSNSチャネルになります。
Emailマーケティング
Emailマーケの力は時が経つにつれ、弱まってはいますが、まだそれなりには効果あります。
特に、パーソナライズが進めば進む程、メルマガの価値は増します。
1番目2番目…のメールにストーリー性を持たせるステップメールや、パーソナライズされたメール配信の仕組みを作る事は有効です。
最適化と配信確実性担保の為、Sendgrid等クラウド系のメール配信システムを使う事が推奨されます。
有料広告の利用
有料広告の基本的な考えは
広告に使う表で連れてくるユーザーからの売上が、広告費用を上回る=利益が生まれる
という構造の成立です。
その為、どれだけ踏み込まれるかには、ユーザー行動のトラッキングツールの整備も重要になります。
検索連動広告(SEM)の設定
検索連動広告には
Google
と
Yahoo
があります。
端的に言えば、ユーザーを連れてくるコストよりも、連れてきたユーザーから上がる収益が上回るのならば、広告でビジネスを回していく事が可能になるので、やってみるのなら頑張ってみましょう。
SEMの運用では
・CTR:クリック率
・CPC:1クリックあたりの単価
・CPA:1ユーザー獲得あたりの単価
・CVR:1ユーザーが申し込み率
がキー指標になります。
数週間でトントンのレベルまで行けるのなら、主要なトラクション獲得経路として考えて取り組んで良いでしょう。
キーワード、広告文、LP(着地ページ)、CPC単価は、常時指標を見ながら調整していく必要があります。
ディスプレイ型広告
バナー広告の事。
Google広告、Yahoo広告、共に、検索連動広告設定アカウントで、一緒に利用する事ができる。
検索連動広告とディスプレー広告の差は、検索連動広告はニーズが既に立っているところにするものだとすると、ディスプレイ型広告は、気づかせる事&ニーズの喚起を行う事ができるものになる。
運用ではSEMと同じく
・CTR:クリック率
・CPC:1クリックあたりの単価
・CPA:1ユーザー獲得あたりの単価
・CVR:1ユーザーが申し込み率
がキー指標になりますが、ABテストの為競合の広告もよく研究しましょう。
Facebook広告の設定
https://www.facebook.com/business/ads
日本だとFacebookは力を失いつつある感じですが、国によってはまだ抜かす事など考えられない、強力な広告プラットフォームです。
必要に応じて利用してみましょう。
Twitter広告
Twitter広告は基本的にコスパが悪いので、利用しなくて良いと思います。
とりわけ、出てきた広告に対して、ユーザーがアカウントブロック簡単に出来てしまうのは痛い仕様です。
それよりかは、フォロー&RTで、抽選で景品等、自前で企画をして、アカウントを育てながら広報していった方が良いでしょう。
アフィリエイトヘの出稿
成果があがって、こちらが承認した分だけ手数料を払えば良いアフィリエイトは、収益計算がし易い広告チャネルになります。
なので、成果ベースではない他の広告に比べて、収支が計算できる、比較的安全な広告手法になります。
自社でその仕組みを構築する所もありますが、一般的には代表的なアフィリエイト会社と契約する事になります。
ただ、最初から売上が大きいと分かっていない限り、利用手数料が成果に関係なく取られたりするので(例: ValueCommerce)、最初は初期費用が無い所を利用してみると良いでしょう。
a8は初期費用は無料で、比較的広告主契約がしやすいアフィリエイトASPと言えるでしょう。
なお、法人でなければ出稿は出来ないので、その点は注意。
アフィリエイト広告会社一覧はこちらをご参照下さい。
オフライン広告
影響力は落ちているとはいえ
– TV
– ラジオ
– 雑誌
– 新聞
– 街中広告
等、まだ色々なオフライン広告媒体はある。
どのメディアを使うかによって、そのターゲットは大きく変わるので、製品にあったメディアを選ぶ必要がある。
通常高いが、枠が埋まっていない所を買うのは、ディスカウントを大きく得られるので、狙い目。
最初は小さく限られたエリアでやって、成功に確信を持てたら大きなエリアでやる。
一般的にはオンラインマーケティングに比べ高くつくので、これは高齢者には相性が良いチャネルだ、等、相性をよく考えて使いましょう。
収益チャネルへの登録
広告・アフィリエイトチャネルが手軽な収益手段第一歩になります。
とはいえ、審査で落とされる事があるので、最低限の中身は整えてから申請しましょう。
チェックポイントは
– コンテンツがある程度のページ数がある
– 利用規約がある
– 個人情報保護指針がある
– 運営者情報ページがある
といったところです。
Adsenseへの登録
何も出口が無い場合には、ユーザーの興味・サイトのコンテンツに応じて表示される広告がクリックされると、そのクリックに応じておかなえが貰えるGoogle Adsenseはひとまず良い広告手段になります。
https://www.google.co.jp/intl/ja/adsense/start/
ある程度サイトの中身が完成していたら、登録申請してみましょう。
なお、好きなコンテンツ作って、それに付随して広告が儲かるなんて素晴らしいと思うかもしれませんが、通常そんなにバンバンクリックが生まれるという訳ではないので(&それはサイトからの離脱との引き換えなので)、Adsenseを主収益源と考えてサイトの運営に入るのは、大失敗の元になるので、勘違いしないように注意しましょう。
アプリ系だと、寧ろ、月額有料会員になると、広告が表示されずに利用できるよ、というモデルで、安定的に収益を伸ばしている所もあります。
アフィリエイトサイトへの登録&アフィリエイトサービス一覧
アフィリエイトサービスとは、自分のサイトからリンクを貼り、訪問者がそのリンクをクリックして購買等を行ったら、成功報酬として幾らかのお金を貰えるサービスになります。
モデル的に、紹介する側だけでなく、自分の方が出稿する広告チャネルとして使う事も出来るでしょう(法人でないと駄目ですが)。
アフィリエイトサービスも複数ありますが
・あるサービスにその広告主はあっても他のサービスにはなかったり
・あるサービスでは承認作業が早かったり(逆にあるサービスでは全く行われなかったり)
・サービス間で報酬額が異なったり
・承認率/期待クリック単価等の情報があったりなかったり
といった違いがあるので、全部有名所には登録しておきましょう。
なお、セルフアフィリエイトは普通禁止されていますが、逆にそれをプロモーション手段として提供して許している所もあり、それをまとめたサービスを提供しているアフィリエイトaspもあります。
なお、通常は禁止なので、きちんとアフィリエイトASPの提供するセルフアフィリエイトサイト集経由で、利用する必要があります。
なので、単純に自分の生活のコスト節約手段としても使えます。
以下、登録すべきアフィリエイトサービスになります。
A8
自己利用アフィリエイト対応
あちこちのサービスを紹介できるアフィリエイトとしては日本では最大手?との事で、色々選べます。
ここはまず登録しましょう。
成果が上がると出来る事も増えていきます。
例えば、ゴールド以上になると、EPC(=1クリックあたりの報酬実績平均)情報も見れる様になります。
そうすると、出口の金額・商品だけ見ると良さそうでも、ここが異様に低い=計測機能の実装がおかしいか承認をきちんとやっていない、という所が分かる様になるのは、大きなメリットです。
afb
自己利用アフィリエイト対応
美容系のジャンルに強い。
「報酬支払スピード業界最速」との事
Amazonアフィリエイト
Amazonの利用者が多いので、使い勝手・収益共に高い結果が得られます。
比較的通過するのが難しいです。
ある程度サイトを完成させてから申請した方が良い。
通過しなかった場合、他のアフィリエイトサービスを通過する事で、そちらで申請をして、そっちなら申請が通過するという事があるので、そのルートをやってみましょう。
CJ Affiliate
海外最大手のアフィリエイト。
当然サイト自体英語ですが、英語サイトを運用するのなら登録してみましょう。
Linkshare
楽天資本下。ベルメゾンネット・ショップジャパン・DELL等大企業が参加してる
TG Affiliate
楽天カード・三井住友カード株式会社といった金融系大手サイトが参加している
Value Commerce
Yahoo傘下なのでYahoo系が充実してます。
a8に無い所もあるので登録しておきましょう。
amazonにも対応。
リンクを作成してから、そのリンクが有効になるまで少々時間がかかるのは使い勝手が悪い点で、リンクが有効になってからサイトにアップする様に気をつけないといけない。
楽天アフィリエイト
楽天も利用者が多いので、スーパーポイントという形でですが、収益で高い結果が得られます。
お金に変換したい場合には、金券的な物を買って、それをどこかで売って、という事になるでしょう。
もしもアフィリエイト
自己利用アフィリエイト対応
もしももここしかないサービスもあったり、amazonに登録できたりするので、登録しておきましょう。
amazon、楽天以外なら、12%のボーナスがもしも側から追加で貰えるのも特徴。
リリース後の改善のサイクルを回す
KPI管理
– 日々の売上
– 日々の支出
– 日々の利益
– 日々の集客状況
– 資金の状況Update
– 検索エンジンでチェックしているキーワードでの順位
– 集客から申込み迄のコンバージョン率
– タスクの進捗
– 競合の変化
の把握・管理を、日々の活動のルーチンとしつつ、サービス改善に励んでいきましょう。
基本的に、日の始まりにやるのが良いように思えるかもしれませんが、これ自体は価値を産む作業ではないのに、無駄に多く時間を使うことにもなりかねないので、個人的には日の終わりの決まった時間にやる事をお勧めします。
マーケ活動遂行・管理
先に紹介したように、3つは同時にマーケ手法を日々回していきましょう。
駄目だったら、別のマーケ手法に切り替えましょう。
顧客管理
Webサイトでの顧客とは、つまりはWebサイトを訪れてくれるユーザーの事になります。
一般的にCS(顧客満足)を上げ、サービスの質も上げる活動になります。
顧客の意見の吸い上げ
– 掲示板
– 意見受付フォーム
– Twitterなどの外部アカウント
を設けて、ユーザーからの意見を吸い上げるようにしましょう。
なお、何でもかんでも受け入れてしまうと、逆にサービスが死んでしまう事になってしまったりすることもあるので、その点注意です。
荒らしユーザーの管理
今の時代は、Wifi環境があちこちにある為、IPアドレスでのユーザー管理はできません。
唯一完全にユーザ認識に使えるのは、電話認証だけになるかと思います。
一般的にCS上げに必要な要素
一般的に
– 反応速度
– 丁寧さ
– 公平さ(ルールを定めてそれに基づいて対応)
が重要になりますが、CS専用の人員がいるわけでなく、兼用でやる個人運営とかの場合には、逆にここを上げても、他に割ける時間が減って、全体最適化の観点では適切ではないという事にもなりかねません。
唯、ずっと対応を後回しにしてしまうと、サービスの致命的な問題を見逃す事になりかねないので、この曜日は対応する、少なくともみるだけは毎日この時間に行う、等、ルーチン化だけはきちんとして、運用していくようにしましょう。