Vultr:特徴/料金/評判/性能と使い方

Vultrの最近のお知らせ/ニュース

2022/5/17 Vultr[解説]でHDDの外部ディスク(ブロックストレージ)が利用可能に。外部ディスク一覧比較にて最安に
2022/5/17 Vultr解説ページやベンチマークを、新サーバープランに対応させました
2022/5/13 Vultr[解説]のAPIの使い方の解説ページを追加しました
2022/2/19 Vultr[解説]でDDoS防御が日本でも使えるようになってたので($10/月)解説修正

公式情報

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Vultr VPSの特におすすめな特徴

クラウド機能

①揮発性(サーバーを時間単位課金で作ってすぐ捨てる事が出来る)
②冗長性(一台サーバーが落ちてもサービスの継続が可能=ロードバランサー、ローカル接続等が必要になる)
③拡張性(データを維持したままのスペックアップが可能)
という、クラウド3条件を満たしており、VPSという枠を超えたクラウド性を持つ先進的クラウド型VPSの1つ。

そうしたほとんどクラウド的な要件を満たしているVPSのタイプで、日本国内(東京と大阪)にDCがある、というのが極めて特徴的。

Web管理画面が使い易く、時間課金のクラウド要件を満たし、CPU性能も比較的高めでコスパが良い、バランスが取れたクラウド型VPSと言える。


初期費用が無料の時間課金型専用サーバーと言えるベアメタル機能の提供

対性能比でコスパが良く、又Bare Metalの様な物理的に占有できる珍しいVPS(=実質初期費用不要の専用サーバー)も提供している。
初期費用0のベアメタル(=物理占有サーバ)は、高機能なサーバとしては破格の値段で、すごく魅力的だと思います。
専用サーバーは他社も提供していますが、どの専用サーバーが良いかと聞かれたら、自分ならVultrのBaremetalです、初期費用無料で高性能かつ高コスパで最強です、と答えます。
Vultrのベアメタルに比肩しうるレベルの専用サーバーサービスがないので、世の中的にはもう高い初期費用を払って、専用サーバーを買うのは時代遅れと言えるでしょう。

なお、人気のVPSの1つなので、利用できたスペックのコースが、ある日は選べなくなっていたり、その後の日に復活したりということはありますが、ベアメタル型VPSはとりわけ売り切れになり易い種別になります。
2021/06時点で以下の4つの計測ポイントにて、全VPSプランの中で1位。
①全CPUスコア=13061
②単一CPUスコア=2952
③1円/月あたりメモリ量=3MB
④Disk書込速度=3.2GB/秒
個人的にはVultr使うなら、の理由の最大の理由になります。


Object Storageの中で容量単価最安のBackblazeとパートナーシップ締結

Object Storage比較を見ると分かる通り、容量単価で見ると最安のBackblazeとパートナーシップを締結。
これにより、BackblazeとVultrの間の通信費が無料という恩恵を得られます。
Object Storageを活用する上では、嬉しい特典になります。


Windows対応

海外発の大手VPSにしては珍しく、Windowsサーバーも提供しています。


回線

転送量に対して課金が発生しうるという所が国内VPSとは異なるが、無料転送量の容量は通常1ヶ月でTB単位と十分大きいので中々そこまで使う事はなく、またどれだけ過度に使っても、課金はされども暗黙のルールで回線速度を制限される事はありえないと考えれば、寧ろフェアな契約と言える。


SLA 100%

SLA(サービス提供保証レベル)は最高レベルの100%。
と言っても、障害に遭遇した事は実際自分は複数回あったので、実運用上は結局提供側のSLAにそこまで期待はせず、障害対策はいずれにせよしておく必要は有ります。
尚、SLAの有無は実際には返金規定でしかないとはいえ、SLA100%はシステムメンテでシステムを落とすとかをホスティング側がしないという事とほぼ同義なので、利用上の安心感は高いです。

Vultrの改善して欲しい点

海外発のVPSならではの、共通した欠点(言語と為替)はあります。
– 東京と大阪にデータセンターがありますが、インターフェースは英語です。英語苦手ならChromeで英語翻訳Pluginをインストールして、操作するようにしましょう。
– 料金は為替の影響を受けます。円払いなら円高になればより割安に、円安になればより割高になります。また、為替交換手数料も少々結果と湿られます。円安でない時は料金はほぼ気になりませんでしたが、変動も激しく、円安方向にも結構進んだので、段々と気にせざるを得ない世の中になってきました。

Vultrの料金・プランと特徴解説

日本円でのプラン毎の料金は、ベンチマーク結果の所にセットで分かる様に書いてあるので、そちらをご参照下さい。
尚、消費税がこの表に加え、別途かかります。

サーバー

Regular Performance

月額($)CPU数メモリ(GB)容量(GB)無料帯域(GB)
511251024
1012552048
2024803072
40481604096
806163205120
1608326406144
3201665128010240

High Frequency Compute

月額($)CPU数メモリ(GB)容量(GB)無料帯域(GB)
611321024
1212642048
1822803072
24241283072
48382564096

High Performance(Intel)

月額($)CPU数メモリ(GB)容量(GB)無料帯域(GB)
611252048
1212503072
1822604096
24241005120
48481806144
724122607168
968163508192
144122450012288

High Performance(AMD)

月額($)CPU数メモリ(GB)容量(GB)無料帯域(GB)
611252048
1212503072
1822604096
24241005120
48481806144
724122607168
968163508192
144122450012288

General Purpose Optimized Cloud

月額($)CPU数メモリ(GB)容量(GB)無料帯域(GB)
3014304096
6028505120
120416806144
2408321607168
48016653208192
72024984809216
960321316409216
12004016376810240
19206419696011264
384096261128012288

CPU Optimized Cloud

月額($)CPU数メモリ(GB)容量(GB)無料帯域(GB)
2812254096
4024505120
4524755120
8048756144
90481506144
1608161507168
1808163007168
32016323008192
36016325008192
64032655009216
7203265100010240

Memory Optimized Cloud

月額($)CPU数メモリ(GB)容量(GB)無料帯域(GB)
4018505120
802161006144
1002162006144
1604322008192
1252164006144
1954324008192
3208654009216
2504328008192
3908658009216
6401613180010240
96024196120011264
50086516009216
78516131160010240
128032262160012288
117524196240011264
100016131320010240
156532262320012288
150024196480011264
200032262640012288

Storage Optimized Cloud

月額($)CPU数メモリ(GB)容量(GB)無料帯域(GB)
75181504096
1252163206144
1552164806144
2504326407168
3104329607168
50086512808192
62086519208192
10001613125609216
12401613138409216
150024196384010240
185024196576010240
200032262576012288
248032262640014336

ベアメタルプラン

ディスク部分・ネットワーク部含め丸ごとサーバーを物理的に占有でき、又仮想化技術も使っていないので、仮想化によるオーバーヘッドも避けられる、実質初期費用がない専用サーバー。
そう考えると初期費用がかかるという専用サーバーのデメリットを無くした時間課金可能な専用サーバー=最高じゃん!
という事になる。

コスパが良い高性能サーバーな為、よく売り切れてる。
vultr売り切れ大人気ベアメタルプラン一覧


Windowsプラン

WindowsはStandardプランに限って現在提供されています。
ライセンス等の分高くはなります。
Linux版に比べ1.5-2倍の値段。
Cloud ComputeのIntelの「High Performance」と「Regular Performance」で利用可能。


DBaaS (Managed Database)

DB管理を任せる事ができる。
現在、MySQL, PostgreSQL, FerretDB+PostgreSQL, Redisが利用可能。
1台だけ(=冗長性なし)だと$30
2台だと$50
3台だと$70
という値段。
AWSとかだと1台目の値段x台数だから、2台目以降は値段下がるのは、ちょっと嬉しい価格モデルという事になる。

Load Balancer(Firewall機能有り)

Managed型のロードバランサーを
$10/月
で使う事が出来る。
Firewall機能も統合され、Firewallの設定をする事も出来る。
ただ、Let’s Encryptと統合された、SSL証明書の自動作成・載せ更新には対応していないので注意。


DDoS防御

最大10Gbpsの防御を、一台あたり$10で契約する事が出来る。
日本でも使えるようになった。
費用が気になる方は、立ち上げ時はOFFで、攻撃喰らってると気付いてから、ONにする事で対応する事も出来る。
つまり、攻撃された無策の状態になるのではなく、対応出来る事に価値があると考えるのもありという事。
なお、事後の適用は有効になるまで、最大5分かかる。

Vultr VPSのコスパ解説

契約者の住所に応じて税金は取られる(日本在住で利用する場合、消費税を免れるわけではない)。
 
CPUのコスパで見るとHigh Frequency Computeの1CPU/1GB RAMプランが最高なので、その単位でシステムを構築する所を増やせば、最高のコスパが得られる。

Vultrが提供してるデータセンター

日本のデーターセンターを提供しているので、日本向けにサービスを提供する限り、日本のデータセンターのを使えば良いのですが、タイミングによっては提供していないタイプのインスタンスがあったり、法規制でその国の中にサーバーを置かなきゃいけない分野があったりするので、そうした時に他のデーターセンターの利用が考えられます。

なお、日本では、東京と大阪のDCを提供しているので、DC・地域レベルでの冗長性を、日本国内で取ることもできます。
基本は人口が多い東京優先で良いと思いますが、在庫状況がちがかったりするので、売り切れとかで使いたいタイプのサーバーがなくなっていないか等も見て、どちらのDCを選ぶのかは決めて下さい。

2023/12時点で利用可能なデータセンター(年々増えていっています)

Vultrの評判・口コミ

良い点としては
– Windowsが使え、全般的にコスパが良いのが嬉しい
– 管理画面の使い勝手が良い
– マイニングレベルの事をしていても(1日中CPU100%張り付け)、利用制限されない

悪い点としては
– 人気が高めなベアメタル・占有サーバーあたりにですが、売り切れがまあまあ発生し易い
– データセンターによって利用できるサーバー・機能に制限がある(日本は「まあまあ」。最低でもないが最高ではない)
– SLAは100%となっているが落ちる時は落ちる

という事が挙げられる事が多い。

実際使っているからというのもあると思いますが、管理画面が英語UIで日本語UIではない事に対する不満は中々見かけない。
管理画面が実際スッキリ整理されているので、簡単な英語さえできれば、迷うことはない。

Vultrのクラウド機能一覧

Vultrで利用出来るOS

標準OSとしてLinux系とWindowsが使えますが、自分でISOをアップロードしてカスタムOSを使う事も出来ます。
Linux系で標準で提供されてるディストリビューションは以下の通り。
– AlmaLinux
– Arch Linux
– CentOS
– Debian
– Fedora
– Fedora CoreOS
– FreeBSD
– OpenBSD
– Rocky Linux
– Ubuntu
– VzLinux

Vultrの簡単インストール対応ソフトウェア

Vultrの簡単インストール機能利用時のOSはCentOS系も選択肢に出てくるのもあるが、基本はUbuntu
Vultrで簡単インストールできるソフトウェア

Vultr VPSベンチマーク結果


Vultrの設定方法

  1. Vultrの設定方法
  2. Vultr APIの使い方


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