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VPSとレンタルサーバーの違い&レンタルサーバー一覧

VPSとレンタルサーバーの違いは

VPSとレンタルサーバーの違いは、船に例えると分かり易いかと思います。

レンタルサーバー複数の人が部屋の区切りもなく詰め込まれれ利用する船。どこまで詰め込まれるかは船の人気と船会社の判断次第。乗り合いの人がいるのだから部屋の勝手なカスタマイズは出来ない。用意された道具を使う
VPS(Virtual Private Server)1人1部屋といった部屋の区切りを持って定数迄の人が乗る船。自分専用の部屋なので部屋のカスタマイズも自由

つまり、レンタルサーバーではCPUもメモリも無秩序に詰め込まれたユーザーが奪い合いますし、レンサバ側も詰め込めるだけ詰め込んだ方が儲かるので時間が経つに連れ速度が遅くなっていく傾向がありますが、
VPS(=Virtual Private Server)では、Privateな空間が提供され、それぞれのCPU・メモリが占有で使えるように、ユーザ毎に基本独立確保されているので、他人の利用状況によらず安定したパフォーマンスでサービスを提供できますし、その空間を自由にカスタマイズ(=ソフトの自由なインストール)が出来ます。
また利用するリソースがそれぞれ独立している為、リソースの使い過ぎてサーバーから追い出されるというリスクも、レンタルサーバーに比べて低いです。

項目として違いをまとめると以下のようになります。

値段安い普通
他人の利用負荷の影響受け易い受け辛い
目立って使い過ぎると追い出されるリスク高い低い
自分でサーバ設定作業をする必要少ない多い
ソフトインストール等の自由度低い高い

レンタルサーバーを使うのがお勧めされるケース

Webサイトを運用する人は、まずレンタルサーバーが安いからと言うのもありますが、

サーバー管理経験もお金もトラフィックも無い: レンタルサーバー
↓
(トラフィックが増えてきて結果的に追い出される)
↓
サーバー管理経験もある程度のお金もトラフィックもある: VPS または Public Cloud または 専用サーバー

という流れで移動する方が多いと思います。

逆に言えば、サイトの人気が出なければ、ずっとレンタルサーバーという方もいるかとは思います。

自分も最初の頃はレンタルサーバーを使っていましたが、使い過ぎて周りに迷惑をかける・かけられる・追い出されるといった事を気にしながらサーバー運用するのは面倒&サーバーを自前で管理する技量が付いてきたので、最初からVPS・Publicクラウド・専用サーバーを使うようになりました。

何れにせよ、トラフィックがどうあれ、VPSを使うには、サーバーを自分で管理する事が必要になるので、貴方が全くサーバーの事が何も分からない初心者ならレンタルサーバーの利用から始め、Linuxのコマンド等も使えるようになってきたら、VPSに移動するというのは、妥当な流れかと思います。

逆に、ちゃんとしたエンジニアとしてやっていきたいと貴方が考えているのなら、自前でWebサーバー/DBを立てて、サービスを公開出来るようになるのは必須の技術なので、勉強も兼ねて最初からVPSでやっても良いでしょう。


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レンタルサーバ比較一覧をご参照下さい。


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