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sendgrid(メール送信信頼度上げサービス)の設定/使い方

sendgridとは

sendgridとは、メール送信サービスの提供サービスです。
メールの送信は、特に大量にメールを送る場合には、スパム判定される率を下げ、きちんと伝達される率を上げる為には色々な工夫が必要ですが、そうした難しい部分を任せられるクラウドインフラサービスになります。

公式の紹介動画はこちら

公式情報

  1. 英語版(本家)
    1. 公式サイト
    2. 公式Twitter
    3. 公式Youtubeチャンネル
  2. 日本語版(代理店経由)
    1. 公式サイト
    2. 公式Twitter

日本語版(代理店版)の本家との違いは

  1. 無料版で送れる本数は日本の代理店版の方が多い(本家は6000通/月、日本の方は12000通/月)
  2. UIが日本語でサポートも日本語で受けられる
  3. 為替の変動の影響を受けない日本円での支払い
  4. 有料版を比較すると、本家より少々値段が高い

と言う違いがあります。

料金プラン

プランの選び方

どのプランが良いかは、以下の様な点を考えて選びます。

Q1. さくらのVPSを使っているかどうか
使っていない → 普通に日本の代理店版か、英語の本家サイトの方で契約する
使っている → さくらのVPS専用の特別プランから契約する
さくらのVPSを契約している場合、無料プランで月に送れるメールの数が12000通から25000通に上がります。

Q2. 無料プランの枠で納まりそうで&無料版で問題なくて、その枠を出来るだけ最大化したい
納まりそう => 代理店経由日本語版
納まらなさそう => 本家英語版

Q3. 英語が分かるかどうか
分からない → 代理店経由の日本語プランの方を利用
分かる → 英語の本サービスの方を使う

以下英語の本サイトを使う場合

Q4. 1日に送るAPI経由のメールの数が100を超えるか
超えない → Freeプランでも良い
超える → Essentialプラン以上

Q5. メールの送信でマーケティングキャンペーン機能を使い、その場合Contact先が2000を超えるか
超える → Essentialプラン以上
超えない → Freeプラン

Q6. メールの送信でマーケティングキャンペーン機能を使い、その場合月の送信数が6000通/月を超えるか(日本語版は12000通、さくらのVPS経由だと24000通/月)
超える → Essentialプラン以上
超えない → Freeプラン

Q7. メールの送信でスパム誤判定される事をより高い金額を払ってでも避けたい
高い金を払ってでも避けたい → Pro
高い金を払ってまでは避けたくない → Essential以下

後は、月に送るメールの数が4万を超えるなら、件数に応じて、より高位のプランに申し込んだ方が良いという事になります。
また、メールの送信の確実性が非常に重要ならば、Pro以上にプランを上げて、送信メールサーバーを占有にして、他のsendgridユーザーのメール送信の評判の影響を受けないようにします。
Essentialsだと共有のメールサーバーからメールが送られる為、他のそのサーバーのsendgridユーザーのメールがスパム判定扱いをされて、メール送信サーバーがスパム扱いされると、メール送信成功率が落ちる可能性がある為です。

また、マーケティングキャンペーン機能を使ってメールを送信する場合には、登録するコンタクト数が2000を超える場合、超えた数に応じて課金されます。


プラン

英語版(本家)

日本語版(代理店経由)

メールを送る方法

ブラウザーからマーケティングキャンペーンを設定して送信する

コンタクトリストに必要な情報を入れ、それを変数としてメールテンプレを作る。
Webブラウザー内で完結する&HTML編集も出来るので、マーケ向け。

「SMTPのAPI」又は「Web API」経由でメールを送る

API経由で送る場合
– メール開封率統計
– メールのリンクのクリック統計
– メール受け取り拒否管理
が気になるかと思いますが、そちらはSendgridの方の設定をしておく事で、自動的に対応も可能です。

Contact listを必ずしもSendgridの方に作らないでも済むやり方での実装も可能なので、そうした部分のコスト下げや、自分のシステムとのよりシームレスな統合に活用する事が出来ます。

コンタクトリスト機能

送り先ユーザーの一覧をデータとして保存できる。
最初から指定されている項目があるが、それ以外に保持する項目を増やす事がCustom Fieldsから出来る。

コンタクトリストはCSVファイルのアップロードから作成できるが、その処理速度は即時ではなく、少々タイムラグがある事に注意。