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Linode VPS:特徴/料金/評判/性能と設定方法

Linode関連の最近のニュース

2022/8/8 Linodeのベンチマークを全て取得し直して更新しました
2022/5/5 LinodeにてMySQLのDBaaSが一般公開
2022/2/16 CDN等エッジサービス提供するAkamaiがLinodeを約1041億円で買収。資本・サービスカバー範囲が強化された
2022/2/14 Linodeが日本ユーザに対し消費税課税を4/1から開始。VPS比較.com掲載VPSの内消費税無しはUpcloud[解説]だけに&UpCloudの独自強みになった
2022/1/21 Linodeが日本DCでもNVMeにブロックストレージが対応したので性能計測して外部ディスク比較に反映
2022/1/13 LinodeDbaaS(MySQL/PostgreSQL/Redist/MongoDB)のβ版公開
2022/1/8 Linodeで新しいCPUに遭遇したのでCPU情報を更新

はじめに

このページはLinodeの機能・特徴・料金の解説を行っています。
Linodeの登録・設定方法については「Linodeの登録・設定方法の解説」をご参照下さい。

公式情報

  1. 公式サイト
  2. 公式ブログ
  3. 公式ツイッター
  4. 公式Youtubeチャンネル
  5. APIマニュアル
  6. 利用者向け管理画面

初期登録時の無料利用権について

このリンク経由で登録すると、初アカウント作成時$100の無料券が60日間付与。

自分が実際にLinodeを使っている例

このサイト(VPS比較.com)は、現在Linode上で運用されています。

また、ホテル暮らし.comのデータ収集クローラーもLinodeで動かしています。

また、ブログ検索エンジンの皆声もLinodeで動かしています(以前はさくらの専用サーバーで動かしていたものです)。

東京にデータセンターがある為、日本のユーザーに対してレスポンスが速く、価格に比べ高性能なサーバが利用可能な点を評価して利用させて頂いています。

Linodeの特徴

海外発で英語インターフェースですが、揮発性・冗長性・拡張性のクラウド3条件を満たすサービスになっています。
利用可能なメモリ量・CPUは上限が他に比べて高い。

①揮発性(サーバーを時間単位課金で作ってすぐ捨てる事が出来る)
②冗長性(一台サーバーが落ちてもサービスの継続が可能=ロードバランサー、ローカル接続等が必要になる)
③拡張性(データを維持したままのスペックアップが可能)
という、クラウド3条件を満たしており、VPSという枠を超えたクラウド性を持つ先進的クラウド型VPSの1つ。

DDoS攻撃防御を無料で提供してるのは大きな特徴。
Vultrは有料で機能を提供してるが、まだ東京DCではその機能を提供してないので、Linodeの東京DC含めた全DCでの無料での機能提供はありがたい。

またKubernetes(k8s)にも対応し、クラウド方面の機能拡張も順調に進めている。
近い将来の大きな機能拡張として
・Let’s Encrypt対応Load Balancer
・Managed Database対応(MySQLから)
・Bare metal対応
が予告されている

どのCPUが割り当てられたインスタンスが生成されるかは運次第で、それなりに性能差がある為、目当てのCPUが引けるまで、作っては捨て作っては捨てを繰り返す価値もある。
詳しくはVPSのCPU当たり外れ判定資料を参照。

2021/09現在、海外発VPSとはいえ、日本にもデータセンターがあるのに、何故か消費税が請求されない珍しいVPSになっているのは、いつ迄続くか分からないけどコスパ的に嬉しいポイント。

Linodeの料金とプラン一覧

2021/09現在、日本が住所だと消費税がまだ課税されてい無いので、このままの料金になります。

サーバーインスタンス

Nanode & Standard


Dedicated CPU (占有CPU)


High Memory (メモリ多)


GPUプラン

GPUは行列計算の性能に優れているので、機械学習・ディープラーニングの用途で真価を発揮する。
NVIDIA Corporation TU102GLがGPUとしては使われている(2019/07/01時点)
2020/06時点ではNew York(New Jersey) DCでのみ使える。


ロードバランサー

最大同時接続10,000まで対応可能。
月$10。

DBaaS

共有だと占有に比べ相当安いプランもあるが、同CPU数・メモリ・容量にすると価格差は小さい。

Linodeの評判・口コミ

良い点としては
・DDoS対策が使える(しかも無料)
・海外発な為クラウド機能が比較的充実してるが、東京にデータセンターがある
・時間課金
が挙げられる事が多いです。

悪い点としては、相対的な価格性能比で他社に対して上下はありますが、DDoS対策とかLinodeならではの特徴的な機能もある為、中々苦情を見かけないサービスになっています。

Linodeの機能一覧

Linodeがサービス提供しているデータセンター

日本/東京
インド/ムンバイ
シンガポール
オーストラリア/シドニー
ドイツ/フランクフルト
英国/ロンドン
カナダ/トロント
米国/ニューヨーク
米国/アトランタ
米国/ダラス
米国/フレモント

海外発のVPSですが日本(東京)でもサービスを抵抗してくれているのが嬉しいですね!
海外DCを使える事は、その地域でより速いレスポンスを返したい場合や、その国に個人情報的なデータは置かなくてはいけないといった法規制が有る場合に役立ちます。

Linodeの簡単インストール対応ソフトウェア

Linodeの簡単インストール機能利用時のOSはDebian一択

Ark
cPanel
CS:GO
Django
Docker
Drupal
Flask
GitLab
Grafana
Jenkins
LAMP
LEMP
MEAN
MERN
Minecraft
MongoDB
MySQL
OpenVPN
Plesk
PostgreSQL
Prometheus
Redis
Ruby on Rails
Rust
Shadowsocks
Terraria
TF2
WireGuard
WooCommerce
WordPress

公式が提供してるソフトウェア群以外に、コミュニティベースのソフトもある

CPUに当たり外れはあるか?

CPUに当たり外れがあり、かつ当たりか外れかはCPU情報を見れば確認出来るので、外れを引いたら、サーバーを廃棄して、再度生成して下さい。
スマホゲームで新アカウント作った時に、ガチャで良いキャラ出る迄、アカウントを作成・削除を繰り返すリマセラ(=リセットマラソン)と同じ原理と言えば分かり易いかと思います(=VPSリマセラ)。

新しいCPUが出てきた場合には、スナップショットをとって、新しくインスタンス生成をしてみるのも良いでしょう。
Linodeの各プラン毎のCPU情報は
各VPSのCPU情報(当たり外れ判定)
をご参照下さい。

Linodeベンチマーク結果


Linodeの設定方法

Linodeの設定方法については別途記事を書いてあるのでそちらをご参照下さい。