KAGOYA CLOUD VPS:特徴/料金/評判/性能と設定方法
Kagoya Cloud VPSの最近のお知らせ/ニュース
2021/12/2 KAGOYA VPSが大容量プラン追加。Disk単価200-800GBで最安に
2021/9/4 KAGOYA VPSがプラン調整&大幅値下げしたのでベンチマークと合わせ反映
2021/7/12 KAGOYA VPSが在庫不足を解消し、新インスタンス作成が可能に
2021/6/24 KAGOYA VPSで在庫不足による新インスタンス生成が出来ない事態が発生
公式情報
KAGOYA CLOUD VPSの特徴
課金体系については、カゴヤは日額課金なので、色々試せます。
インスタンスのスペックの変更が可能なので、負荷が高くなってきたらスペックアップをするといった使い方ができます。
VPSですがCloudという名称が途中に入っている様に
①揮発性(サーバーを時間単位課金で作ってすぐ捨てる事が出来る)
②冗長性(一台サーバーが落ちてもサービスの継続が可能=ロードバランサー、ローカル接続等が必要になる)
③拡張性(データを維持したままのスペックアップが可能)
という、クラウド3条件を満たしており、VPSという枠を超えたクラウド性を持つ先進的クラウド型VPSの1つ。
セキュリティグループ(ポート空け設定をインスタンスに適用する)でアクセス制御をするという仕組みは中々便利で、複数台構成のシステムを作るとなるとこれがあるだけで大きな使う理由になります(Firewall設定を個別のサーバでするのは面倒)。
そして、安くてもローカルネットワーク接続やロードバランサーが提供され、複数台システムを構築し易いというのもプラスです。
スペック的には価格競争力が強いプランもあり、特に2CPU/2GBメモリのLinuxプランは1円あたりのメモリ量は2021/09時点で全CPUの中で一番コスパが良いプランになり、又LAN接続が可能で2CPU/2GBメモリのプランでは月額最安になります。
KAGOYAの公式サイトも「メモリ1GBあたりのコスパで選ぶなら、KAGOYA CLOUD VPS」とPRしてるだけあり、確かにメモリ単価は安いです。
1CPU/1GBメモリという「1」の単位では不安…という方には、刺さるプランですね。
後、大容量プランを出してきましたが、そちらはSSDのディスク単価は200GB/400GB/600GB/800GBにて最安な為、ディスクとメモリの価格帯性能比で見ると、他VPSに比べて極めてコスパが良いと言えます。
また、サポートとして珍しく電話サポートも受け付けているので、ホスティング側の人的サポート体制が不安な方には良いかと思います。
選べるOS
Windowsに加え、Linuxでは
CentOS Stream
AlmaLinux
CentOS
RockyLinux
Ubuntu
KUSANAGI
を選ぶ事が出来ます。
KAGOYA CLOUD VPSの料金とプラン一覧(税込)
Linuxプラン
スタンダード
大容量プラン
Windowsプラン
Windows版はライセンスの料金等がかかるため、Linux版に比べ1.6倍程の値段になっています。
Kagoya Cloudの評判・口コミ
時間課金のVPSも増えてきたので、月額課金のVPSに対して日額による揮発性はメリットと言える状況ではなくなりましたが、それでもなんだかんだで日額課金レベルなら色々試し易いので、CPU/メモリ/ディスク容量の組み合わせで自分の用途とニーズが合う方には、選ばれるサービスになっています。
またLAN接続による複数台構成を作る事も出来、その上でロードバランサーを置いて負荷分散も出来るので、ディスクやメモリの単価のコスパの良さと合わせて、複数台構成を安価に作る為によく活用されたりしています。
クラウド機能一覧
アプリ簡単インストール対応一覧
サーバー立ち上げ時にインストール済み状態で立ち上げられるアプリ一覧です。
アプリケーションセットアップ | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
アプリケーション | パッケージ内容 | 対応テンプレート | |||||
CentOS8 | CentOS7 | Ubuntu18.04 | KUSANAGI | ||||
Docker CE | docker/docker-compose | 〇 | 〇 | 〇 | × | ||
GitLab Core | gitlab-ce | 〇 | 〇 | 〇 | × | ||
Redmine | Bitnami-Redmine Bitnami Redmine Stack |
〇 | 〇 | 〇 | × | ||
Nextcloud | Nextcloud | 〇 | 〇 | 〇 | × | ||
Minecraft(Java版) | Minecraft | × | × | 〇 | × | ||
WordPress | WordPress KUSANAGI プロビジョニング |
× | × | × | 〇 | ||
LAMP | LAMP(Linux+Apache+MySQL+PHP) KUSANAGI プロビジョニング |
× | × | × | 〇 | ||
LEMP | LEMP(Linux+NGINX+MySQL+PHP) KUSANAGI プロビジョニング |
× | × | × | 〇 |
※ GitLab Core は 4コア/4GB/50GB 以上でインスト―ルいただけます。
KAGOYA CLOUD VPSベンチマーク結果
KAGOYA CLOUD VPSの設定方法
アカウントの登録
まずは
http://www.kagoya.jp/cloud/vps/
から申込。
アカウントが出来たら、VPS専用のログイン画面
https://vps.kagoya.com/
からログインする。
SSHログイン用認証キー
コンパネにログインしてから、
セキュリティ > ログイン用認証キー作成
で鍵を作成してダウンロード。
kagoya.key
などの名称でどこかに保存しておきます。
あと、Keyは使う為には、自分しか読めない権限設定にしておく必要があります(そうでないとSSH接続時にSSHのソフトが警告出してきて接続できない)。
例
chmod 600 kagoya.key
インスタンス作成
インスタンス作成から、希望するOSと、先に作った鍵を指定してインスタンスを作成。
インスタンス作成が終わった直後だと起動していないので、インスタンスを選んで起動。
インスタンスのIPアドレスをコピペして
ssh -l root インスタンスのIP -i 鍵ファイルの場所
で、パスワードを求められることなく、ログインできる。
パスワードを求められたとしたら、何かしら設定を間違えているということ。
スナップショットの活用
スナップショットをとってコピー生成で同環境を簡単に作る事が出来るので、複数作る時には最初に作った雛形からスナップショットを作って、そのコピーから複数環境を作ると楽。
なお、スナップショットを維持しているとそれにもお金がかかるが、コピー時だけ作るのだったらそこは日額課金で済むので、手間賃考えれば全然ペイする筈。
サーバーを立ち上げてからの設定方法
サーバーを立ち上げてからの設定はどのVPSでも大体共通なので以下の記事をご参照下さい。