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ドメイン更新料比較&独自ドメインのSEO観点での決め方

ドメイン登録: 更新料金が安い順

ドメイン業者は、見せかけで客を釣る為に、初年度だけ極端に割引して、その後は高くする所がほとんどです。
但し、利用側の視点だと、1年後からずっと請求される更新料が高いのか、安いのかが一番重要です。
↓の比較表では、ドメイン取得料ではなく、更新料金順でドメインの価格を見る事で、初年度の価格に惑わされずに本当に安いドメイン業者を探す事が出来ます。

主要ドメインを比較すると今の所最安は以下の通り

①.com、.co.jp、日本語.jpではXserverドメイン

②ローマ字.jpではスタードメイン(無料レンタルサーバーと20%分のサーバーに使えるポイントも付く)

尚、限られた方のみ当てはまる条件になると思いますが、同じドメインの種別で31個以上契約する場合には、お名前.comが最安になったりします。

ドメインとは?

ドメインとはサーバーのIPアドレスを人が読める様にAAA.comという文字列にしたもの、つまり緯度経度で表される位置を住所で表したものとなります。

SEO観点で何故重要?

ドメイン名はサイト名と絡んでユーザーの認知・ブランド認識に影響します。
また、SEOにも影響する為、戦略的な選定と競合より先んじて良いドメインの取得が重要になります。
新しく立ち上げるWebサイトが成功するかしないかの第一歩は、良いドメインを取れるかどうかにかかっているとも言えるでしょう。

本当に安いドメイン登録業者は?

ドメインを取得するにはドメインレジストラ(登録業者)を利用する必要があり、それぞれ業者毎に値段は違います。
唯、値段が高い所と契約すれば何か良い事があるのかというと、IPを文字列に変換するルールの所有権を交付してくれるだけなので、高い所で契約しても安い所と契約しても変わらない=安い所と契約した方が良いという事になります。

但し、初年度だけ安くするキャンペーンを頻繁に行なっている事が多く、ただ各社のトップページに行って、ドメイン名を入れて検索しても、結局1年経過後の更新料が高くて判断を誤ります。
Godaddyの場合、初年度の値段しかログインしてない状態では表示せず、更新の料金は取得した後の画面でのみ確認できるという、酷い小細工までしています(なので以下の比較一覧では除外 / 最安近辺にはどちらにしろならないので)。

業者が気付き辛い所に情報を置いているのに、それに気づかないと、結果
「1年経過以降も同じ料金でドメインを使い続けられる…誰が決めた?そう思い込んで調べなかった君の責任だよ」
となります。
以下の表一覧では、ドメインの更新料順に代表的なドメインレジストラについて、更新料金が安い順で並び替える事で、本当に安いドメインレジストラが分かるようになっています。

ドメインの取得では、SEO/ユーザビリティ的に
・.comが最優先
・但し相当分が既に取られており意中の.comドメインの取得は困難なので次点で.jp
がドメイン取得の基本なので、comとjpと会社用co.jpのデータを取得し、比較しています。

独自ドメインを取得する意義

独自ドメインを取らなくても、レンタルサーバー等では、サブドメインをくれる事が多いです。
では、提供される無料のサブドメイン、もしくは自分が既に持っているドメインのサブディレクトリを使わずに、新たに独自ドメインを取る意義とは何でしょうか?

  1. サブドメイン無しでアクセス出来る=打つURL文字数が少なくなるから覚え易い&アクセスし易い
  2. ドメインによっては、信頼度等加点要素にSEO的にもユーザビリティ的にもなりうる(例: 会社でないと取れない.co.jp、教育系出ないと取れない.ac.jp等)
  3. ドメインによってユーザーの受ける心理的印象・信頼度が異なる(サブドメイン=微妙、.muの様な見慣れないドメイン=怪しいので信頼度落ちる)
  4. キーワードが含まれる形のドメインをとれば、結果的に被リンクでその単語が使われてSEO上加点されて優位になる。その為、英字ドメインは基本ですが、出来たら日本語ドメインも合わせて取る様にしている(例: RentalServerHikaku.comに対するレンタルサーバー比較.com 等)。尚、その場合日本語ドメインから英字ドメインに301リダイレクトするようにしておく事は必須
  5. 検索結果でURL部分も単語に合致すると、その部分が強調表示され合致感が高まり、クリック率が高まる
    例: Yahoo Japan!での検索結果

上記の様なメリットを考えて、費用対効果として新たに独自ドメインを取るかどうか判断する事になります。
自分の場合は、上記のメリットを考えて、サービスの種別が大きく異なる=主要集客キーワードが異なるのならば、新しくドメインを取得しています。

なお、ユーザーに検索されうる語であるのかどうかが重要なので、キーワード検索ボリューム調査ツール

  1. Google Keyword Planner
    Google Adwordsのアカウントを先に取得が必要
  2. Google Trends
    相対ボリューム表示なので、自分の肌感覚のあるキーワードで検索し、それとの比較で更に調べたい語を入れる事が必要
  3. UserSuggest
    特に登録なく使えるのでGoogle Keyword Plannerが使えない場合に

で、まず検索ボリューム感も調べた上で、考えるのが良いでしょう。
これから作るサービスの方向性・根幹にも影響するので、よく考えて決めましょう。
尚、ドメイン取得のタイミングは、早い者順なので、そのドメインを使うと決めたら早く取った方が良いです。


ドメインの選択で考えるべき事

基本的には
・短い単語の方が良い
・SEO気にするのなら検索での主要ターゲット語含められるのならそうした方が良い
・特にSEO的なキーワードを含んでいる場合には日本語ドメインも合わせて取れるのなら取った方が良い
です。

ルートドメイン(=.comや.co.jp等、末尾の部分)は昔はSEO的にも一要素でしたが
例: 学校や政府系のドメインには信頼度としての加点を加える等
今はSEO的にそこまでルートドメインに拘る必要はなくなったとは言われており、.comのドメインが枯渇してる実情と合わせてそこ迄拘る必要はなくなっていると思われ、自分も無理なら別のドメインでもどうぞと他人には言うと思います。

ただ、それでも自分の場合は会社用途の「.co.jp」を除き、覚え易さ&SEOをの観点とかも含めて考えて、「.com」か「.jp」でしかドメインを取得していません。
英語ドメインだと相当な困難になりますが、.jpや日本語単語を使ったドメインにすると、ある程度取得難易度は落ちます。

また、それに合わせて日本語ドメインを取ると、リンクがそのドメイン名(=日本語名)含んで作らせる様に誘導する事が出来るので、被リンク加点でも優位になり易いかと思います。
なので、英字ドメインの取得と合わせて、それに対応する日本語ドメインも取得できるかは自分の場合調べて、取れたらそっちもとり、日本語ドメインから英字ドメインの方にリダイレクトをかけるという設定をします。


.comドメインを取る上での戦術

.comドメインは昔からあり、主要なWebサイトといえば.comという所がある為、今から新しく取ろうとしても、中々短い単語・英語の単語のものは空いていなかったりします。
仮に空いているとしたら
・日本語バリバリのドメイン
・新語
・複数の単語の組み合わせ
あたりがポイントになるでしょう。

なお、複数の単語の組み合わせは長くすれば絶対に空いている所にたどり着きますが、できれば最大でも2単語の組み合わせまでに抑えたい所です。

SEO上は、ローマ字ドメインに合わせて、それに対応する日本語.comドメインも取っておきたいということになるので、両方確認しましょう。
基本的に日本語ドメインの方は空いている事は多いでしょうが、だからと言って、ローマ字ドメインを取れないのに、日本語ドメインだけを取るのは、できるのなら避けたほうが良いです。


.jpドメインを取る上での戦術

.jpドメインは同じドメインで.comが取れるのなら.comの方を取るので用はないですが、大概において希望する.comドメインは取られている為、日本国内向けにだけサービスを提供するのならば、自分の希望通りのドメイン名を取りつつ、短く覚え易いメジャーなドメインとして取得する、次なる候補になります。

.comに比べれば比較的空いてはいるので、より要求水準高くしてドメインを探しましょう。
・よりメジャーな語
・より短い語
・より検索されている語

こちらも.comと同じですが、ローマ字ドメインに合わせて、それに対応する日本語.jpドメインも取得しておきましょう。
両方取れるドメインが基本的に狙うものになります(最悪ローマ字ドメインだけ取れれば良い / 日本語ドメイン.jpだけは基本狙わない)。

尚、.comと違い、どうしてもドメイン的に日本向けのサービスにはなるので、そこは制約として考えましょう。
グローバル展開考えるドメインなら、別途.comドメインを無理にでも取るという事になります。

なお、通常.comに比べて.jpの方がドメインの取得・更新費用が有意に高額にはなるので、その点は気をつけておきましょう。

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