さくらのVPSの料金/評判/特徴/性能
Contents
さくらのVPS公式情報
クラウド・専用サーバーといった別途提供されるサービスと組み合わせて使い易いサービス継続度の信頼度が高めのサービス。
ハイブリッド接続で専用サーバー等異なるサービス間のローカル接続も可
さくらのVPSの特徴と評判
特徴詳説
さくらのVPS単体で見ると、サーバースペック&コスパは高いのですが、機能面ではクラウド・専用サーバーを別立てで提供していて差分を残さざるを得ないというジレンマにより(?)、時間制課金等クラウド関連の機能は他の先進的なVPSに比べて見劣りする所も出てきています。
それでも
・クラウドへの移行が可能
・ハイブリッド接続機能を使う事で、さくらの専用サーバー、さくらのクラウド、ハウジングサービスともローカル接続が出来る
という他サービスも含めた連携幅が大きい&他サービスの品質も高いので、結果としてVPSを超える用途が必要になったら、他のサービスと組み合わせるor移行する事で機能・性能の制限は解決する、という事が出来る所に特徴があります。
また、ウェブアクセレーター(CDN)の提供は、VPSでは珍しいので貴重。
加えて
・老舗としての歴史&ユーザー数がいる
・日本国内で3つもデータセンターを提供しており(北海道、東京、大阪)、DCレベルでの冗長性すらはかれる構成
を提供しているので、そこから生まれる「実績信頼性」の高さはあります。
企業人の場合、マイナーな所を攻めて選ぶと何かあったらそんなマイナーな所を選ぶからと責められかねませんが、そこからの拡張幅・実績を鑑みて、VPSとしてさくらを選んで問題になる事は、基本的に無いでしょう。
なお、試用期間中はLAN接続は出来ないので、本契約しないとLAN接続は試せない&ネットワーク回線に速度制限がかかってしまいすが、本契約したら3ヶ月間は解約申込が出来ないので注意。
スペックとしては他に比べ単体CPU性能が高く、SSDの単価が安いです。
初期費用を積めば、月額は増えずに、更にSSD単価を安く(=同じ月額で2倍の容量を使える)する事が可能です。
その上で、それでも足りなければ、NFSという外部ストレージで、更にディスク容量を拡張できるので、とにかくディスク容量が必要な場合には、選んで悔いの無いVPSと言えるかと思います。
WebアクセレーターCDNの特徴
オリジンサーバーのコンテンツをキャッシュして高速配信する国内向けCDNサービス。
Webサーバーへのアクセス集中に備えてウェブアクセラレータを設定することでオリジンサーバーへの負荷を吸収し、アクセス急増時も安定してサイトを表示することができる。
・初期費用:無料
・インバウンド側トラフィック:無料
・アウトバウンド側トラフィック:5円/1GiB(税込)
1アカウント毎に500GiB分の無償利用枠が利用可能です。
特徴一覧
機能 | 有無 | 注記 |
---|---|---|
SLA | X | |
API | X | |
Windows | O | https://vps.sakura.ad.jp/windows/ 価格体系等は別 |
Webコンソール | O | |
NFS | O | HDD 100GB-3.2TB |
オブジェクトストレージ | O | https://cloud.sakura.ad.jp/specification/object-storage/ さくらのクラウドの方になるが使える。但し2018/02現在受付停止中。 |
環境コピー生成機能 | X | |
環境維持スペックアップ機能 | O | |
公開鍵組込インスタンス生成 | O | |
死活監視 | O | Pingで無料で行える |
時間課金 | X | |
CDN | O | |
試用期間 | O | |
初期費用無料 | X | |
スタートアップスクリプト | O | |
DNSサービス | O | |
DDos防御 | X | DDos攻撃を喰らうと「検知→通信遮断→攻撃が止めば解除」という挙動をしているとの事(参照) |
データ転送量無料 | O | |
バックアップ(無停止) | X | |
ファイヤーウォール | O | WAF(Web Application Firewall)が無料で利用可能 |
マネージドデータベース | X | VPSにはない |
マネージドメールサーバー | X | VPSにはない(Sendgridが割引で使えますが) |
ローカルネットワーク | O | |
ロードバランサー | X |
さくらのVPSプラン一覧(税抜き)
サーバー単価
データセンター毎に値段が違う。
石狩DCが一番安く、次に大阪、東京という順になる。
基本的に自分なら一番安い石狩DCを選びますが、とにかく速さを求めるのなら、人口が多い東京DCが候補になるでしょう。
CPU1コア、SSD1GBあたりとしてはメモリ1GBプラン、メモリ1GB、HDD1GBあたりとしてはメモリ2GBプランが月額最安になる。
他のVPSも通常はそうですが、上位のプランになれば成る程コスパは悪くなる。
Unixbenchの結果は最上位にあ理、1CPUコアの性能は高い。
尚、表示されるCPU情報は変わらないが、CPUに当たり外れがある模様ではある
(単体CPUスコアが1000周辺のと1600周辺のに分かれてる)。
15日間はお試しなので、外れを引いたら引き直す事も出来るが。
サーバーへのSSD増量オプション
20円/GB。
ずっと使う事を考えてる事が前提ですが、その場合にはSSDの増加が初期費用だけで出来るのは嬉しいので、是非利用してみましょう。
NFS
ネットワーク経由でマウントして利用できるディスク。
ネットワークドライブは速度にどうしても難点はありますが、大容量が必要な場合には助かります。
容量が足りなくなりそうだったら利用を検討してみましょう。
さくらのVPSのUnixbench結果
※ メモリ・ディスク総量はGB / 1円当りメモリ・容量はMB / CPUスコアはUnixbenchで計測 (Unixbenchの説明はこちら) / Disk速度は書込速度(GB/秒) / 1ドル=110円で計算
並び替える(ランキング)
月額 / 単一CPU性能 / CPU性能計 / メモリ量 / Disk量 / 1円当りCPU性能計 / 1円当りメモリ量 / 1円当りDisk量 / ディスク速度 / SLA / 回線速度 / Object Storage/NFS / OS対応順
絞る(性能/特徴/料金解説)
全て / Amazon Lightsail / Conoha / DigitalOcean / GMO / Kagoya / Linode / Serversman / Vultr / WebArena / お名前 / さくら
順位 | 提供 | 注記 | 全CPU スコア |
1円当り 全CPU スコア |
単一 CPU スコア |
コア | メモリ | 1円 当り メモリ |
SSD | 容量 | 1円 当り 容量 |
Disk 速度 |
SLA(%) | 月額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
順位 | 提供 | 注記 | 全CPU スコア |
1円当り 全CPU スコア |
単一 CPU スコア |
コア | メモリ | 1円 当り メモリ |
SSD | 容量 | 1円 当り 容量 |
Disk 速度 |
SLA(%) | 月額 |
さくらのVPSの設定方法
さくらのVPSの設定方法は別ページを用意させて頂いていますので、そちらをご参照下さい。

株式会社1st Class CEO/CTO
検索エンジニア&毎日何万人もの方に利用頂いてるサイト群の管理人さん
資格: AWS Solution Architect / Professional Scrum Master I / 第1種情報処理(国家資格) / TOEIC900+ / 東京大学経済経営卒
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